眠れぬ夜の怪奇館: めくるめく神秘と謎の迷宮 (にちぶん文庫 C- 71)
眠れぬ夜の怪奇館: めくるめく神秘と謎の迷宮 (にちぶん文庫 C- 71) / 感想・レビュー
夢追人009
「眠れぬ夜」と言えばオフコースの名曲ですが、本書は謎と怪奇に満ちた人物世界史ですね。12の物語の中には未だ真相が不明な話もありますが、ドラマチックなストーリーは寝苦しい夜に次々と頁を繰らせ大満足でした。病死から生存説・すり替え説が浮上したルイ一七世、神秘のロシア皇帝アレクサンドル一世、仮面の貴族キャヴェンディッシュ公、謎の野生児カスパール・ハウザー、謎の囚人「鉄仮面」、天才少年贋作師アイアランド、悪女キアラ、猟奇殺人鬼デニス・ニルセン、黒ミサに酔う悪魔崇拝者ブーク夫妻、等々の戦慄の物語に魅せられましたね。
2020/09/13
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