はぐれアイドル地獄変外伝 プリンセス・セーラ(1) (ニチブンコミックス)

袖崎いたる

笑わせてもらおうと「お下品度、限界突破!!!!」という帯に釣られて読んでみたら芸術の類だった。言い換えれば――「可愛らしい小鳥だと思っていたが、その実、獅子の類であったか」みたいな感じ。その感じを敷衍するなら、我執とその所有の問題といえるかも。すなわち、性的自由ないしは奔放の生き方に対して、〝一般的に〟「乱れた性」と内部表現させられる社会に呼吸しているぼくたちが、そうした貞操観念不定な人物を見せられた際に、どう〝不自由に〟感想させられるか、である。この作品の主要人物の思想への拒否感は読者の我執を炙り出す。

2016/02/27

星野流人

「はぐれアイドル地獄変」のセーラ様を主人公に据えた番外編作品。プロ意識の非常に高いAV女優による特異な設定のAVを撮りまくるお話。あんまりにもやり過ぎてしまったためか、なんと単行本未収録のお話まで出てきてしまう始末……（獣姦ネタはちょっとまずいらしいということを知りました）。あしたのジョーのホセとハリマオみたいなキャラが出てきたり、相変わらずモブキャラのインパクトはすごい。……これで完結、なのだろうか？ もっとセーラ様の活躍を見ていたいところではあったけれど。　８／10点

2016/04/24

サケ太

本編よりも下品度マックス。富士の樹海で。巨根の黒人と。160キロのAV女優と。超遅漏イルカと水深数十メートルで（未収録）。自分の通っている大学で。失恋。ハメ倒しバスツアー。妊娠。失踪。キャラの濃過ぎる豪島セーラを主人公に、下品すぎる展開のオンパレード。グイグイ引き込まれるこの力は何だ。面白い。勢いが凄い作品。

2016/02/19

ささやか@ケチャップマン

頭のぶっ飛び具合とエロさの融合という感じ。勢いがあって面白かった。収録できなかった回は、そうなると気になって読んでみたくなる(笑)。

2016/04/06

HK

本編以上に過激なエロ＆下品。非常にパンクな読み味。

2016/11/27