猥談ひとり旅
猥談ひとり旅 / 感想・レビュー
あさひ.a
かっ飛ばした猥談集。その道の玄人チックな人々に聞いたネタを、作者の自由な想像力と豊富な語彙力で練り上げて、殺傷力の高いオブジェにした話。ほぼ聞いた話なので、下ネタなのに生々しくないというか。程よく局部だけ霞みかかってるというか。何かとネタを提供してくれるゴラク女子編集部員さんの行動力が素敵。でも、ネタ提供者の皆様みんな、社会人として培った行動力で、程良く猥を嗜んでいるようで何よりである。興味を持った情報がググればわかる昨今のネット事情も凄い。おかげで人形の美人さとかお道具の形状とか知った。
2023/09/14
金城 雅大(きんじょう まさひろ)
暇つぶし読書だったが、まぁまぁ有意義だった。 この人のコラムはやはり面白い。センスの塊。
2018/12/08
ぐっちょい
【kindle】『みんな好きだろ?穴と棒とタマの話がさ』という煽り文句につい『ウム。』と頷いてしまった人には是非読んで欲しい下ネタオンパレードエッセイ。何しろあのゴラクで連載されていたのでそこはお墨付きとも言える。風俗のあり方や特殊性癖への尊重、マニアックなスポットの紹介だったりと終始飽きさせない。そもそも文章力のある人の描く下ネタってなんでこんなに面白いのだろう。驚く事にネタのほとんどは作者の実体験ではなく他人の伝聞でしか無いのだけど、それをあたかも自分の実体験の様に転換する筆力、是非見習いたい。
2021/09/10
Katsuto Yoshinaga
私は「”男”だったら猥談の二つ三つできなくて、どうするんだ」という思想の持ち主である。カレー沢先生は、本書で約40もの猥談を披露している。しかも、全て”The 猥談”といっていい。先生こそ”漢”である。「人生を輝かせないムダ知識」で「使えそうで使えないエロ知識」のどこが悪い。”おとこ”同士だったら、これでなんぼでも酒が呑めるし、メシが喰える。自宅で読んでいる最中、何度も吹き出してしまい、家内に何度も不審がられた。小心者の私は内容を説明できず、「ただの思い出し笑いや!」と訳がわからぬ言い訳をした。
2024/04/17
いっち〜
キンドルセール本。実はこの本を読む際、他人の居る所では絶対読まない(読めない)枠で読み始めたけど、その予想は的中した。カレー沢先生に本気で下ネタを書かせるとどうなるかが嫌というほど分かったけど、更に恐ろしいのはほぼ毎号かっ飛んだエロネタを提供し続ける漫画ゴラク編集部員。事務員までネタ提供してくるのがもはや末期。内容も従来作より更に下ネタ偏重であまりにも局所的なエロ知識だらけ。正直、カレー沢先生の作品の中でもぶっちぎりで人に勧めづらいけど、いざ読んでみると癖になってサクサク読めてしまうのがまた恐ろしい
2019/09/29
感想・レビューをもっと見る