みすゞと海と
みすゞと海と / 感想・レビュー
おしゃべりメガネ
わずか26才の若さで逝去された金子みすゞさんの詩集に初チャレンジ。そもそも滅多に詩集を手にとらないので、とても新鮮な読書時間となりました。タイトルにあるように詩の中でもとりわけ'海'に関係するような作品を集められ、そこに尾崎眞吾さんの画集をあわせた一冊となっています。やはり詩は一度読んでスッとくるものではなく、きっと何度も何度も読んで、味わい深さを感じるものなんだろうなと。画集と合わさるのもステキですが、やはりあえて詩だけを目で追ってくのもいいのかなとも。何よりしっかりと音読して読むのがいいのかもですね。
2021/04/21
みーなんきー
表紙の美しい青に惹かれて手に取った。みすゞさんの海に関係する詩と、尾崎眞吾さんの絵とが、うまく溶け合い、静かな空気を醸し出す。青の美しさがどの頁でも際立つ。
2022/03/21
チロル
図書館本。みすゞの詩が「童謡集」としてまとめられることが多い理由が解った気がしました。童謡 とは、子どもの為の歌や詩 と辞書には載っています。彼女の詩は、子どもに読み聞かせる 童話 でもあるなぁ と読みながら思ったから😊 みすゞの故郷、山口県(長門市)仙崎はみすゞが生きていた頃「床下にそのまま船が入れられる船屋という家…」があったとあって、京都の井根町が浮かび上がりました🛶 仙崎は、お散歩に最適な小さな町。みすゞを傍に感じられる場所🌈 尾崎さんの絵も綺麗で素敵です。
2021/10/17
ほんどてん
金子みすゞさんは日本海に面した美しい漁師町仙崎生まれという事で、まさに海を歌った詩がたくさん収められています。本書を手に取った皆んなが ほっこりあたたかくなるように……。なりました。色彩豊かな画とみすゞさんの詩。ページをめぐる毎に目に鮮やかな風景が。中でも私は「魚売りの小母さんに」の詩に、とても優しいみすゞさんの気持ちを頂きました。
2022/01/14
SK
212*著者死後の一方的なコラボは、難しい。文章を読んでもそうだけど、画家の自己主張が強すぎると感じる。
2022/08/18
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