新・装幀談義
新・装幀談義 / 感想・レビュー
sou
装幀というと個々の作品についての各論ばかり言及されがちですが、この本は”装幀の哲学”というべき総論を語っていて、まさにこういう本を探していました!装幀を7つの要素に分けてその想いを語っており、読了後は自分の蔵書の本を触ってみたくなること間違いなし。読書好きの仲間を集めて本の内容について語り合ってみたい本です。
2017/06/05
都賀
本と読者を惹き逢わせるためにたくさんの意図が動いている 本が売れない今の時代装幀の重要さはますます大きい 今だからこそ読むことに価値はあると思う。
2016/03/04
ganesha
”いいな、と感じる一瞬が好きなのです。意味や理由などない網膜の快楽。そんな一瞬一瞬が無意識の底に沈んでいて、装幀する作品のイメージによって浮きあがり、意味や理由が生まれるのです”という作者のこだわりや 今までの作品について。色や文字の持つ力を改めて考えさせられた。
2016/02/21
林克也
菊地さんの装幀なされた本は、いままでいくつか手に取って味わってきました(だからこそ、この本が気になったのですが)。でも、こんなに深い思い入れがあることなど、殆ど気付きませんでした。どんな仕事にせよ、自分の思いを実現させるとうい努力は大切であり、他者にとって良いか悪いかは別次元の話だということなのでしょうね。(でなきゃ、人生やってられませんよね)
2014/06/29
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