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母を逃がす

母を逃がす

母を逃がす

作家
松尾スズキ
出版社
白水社
発売日
2001-03-01
ISBN
9784560035337
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母を逃がす / 感想・レビュー

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モルテン

作者自身があとがきで書いているように、この話は東北弁とヤマギシズムと『二十日鼠と人間』に着想を得て作られている。けれど、私は、これは連合赤軍リンチ事件と現代資本主義について書いているのではないか、と感じた。閉鎖的な状況で、煮え切った人間関係の行きつく先。そして、それを支えるシステム。 しかし、そんな重々しさを吹き飛ばす台詞の面白さ。爆笑した。

2014/01/14

下宿

鬼才だろうか、いやいや天才です。妙技にとんだ言葉の応酬。読んでしかるべき松尾スズキさん作品の一つだと思う。

2012/11/21

とち

人間の欲望が丸出しになって、すべてが崩壊していくんだけど、そこにあるのは悲壮感だけじゃなくて、コミカルな部分というかなんというか…。うまく言えないけど、真っ黒なものをセリフの言い回しや言葉でマイルドにしているというか…。やっぱりうまく説明できません。とにかくおもしろい。舞台とはまた違った面白さがあっていいんです。

2010/12/14

にしこ

舞台を観て読んだ戯曲本。

2011/01/10

twq009

表紙がフライヤーのまんまなのだが、中身と何の関係もないという。衝撃。観劇前の予習に読んだが、想像力が足りないのかあんまりイメージできない。実際に役者が喋って動いて、「おもしろい!!」腹に刺さるようなえぐさもあるのだが、笑いが救いでかっさらっていく。舞台リマインダー役の戯曲。

2011/08/10

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