ある家族の会話 新装版
ある家族の会話 新装版 / 感想・レビュー
bookends
一方では家族小説であり、他方ではイタリアの政治的状況を背景にしていながら、センチメンタルさも重さもなく、軽妙にユーモラスに語られる。訳者あとがきの、著者がいわゆる女性的な文体に陥ることを避け、自分本来の感性から遠い男性的な文章を書く修行を重ねたのちに、はじめて話し言葉で書くことが文学として結実したという話が印象に残った。
2011/11/20
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一方では家族小説であり、他方ではイタリアの政治的状況を背景にしていながら、センチメンタルさも重さもなく、軽妙にユーモラスに語られる。訳者あとがきの、著者がいわゆる女性的な文体に陥ることを避け、自分本来の感性から遠い男性的な文章を書く修行を重ねたのちに、はじめて話し言葉で書くことが文学として結実したという話が印象に残った。
2011/11/20
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