熱帯雨林の彼方へ (ライターズX)
熱帯雨林の彼方へ (ライターズX) / 感想・レビュー
ハチアカデミー
語り手はカズマサという日本人の頭の周りでくるくる回転する球体であるという設定がわけわかめなのだが、さらには鳥の羽の力で教祖にまで祭り上げられる男、腕が三本ある敏腕サラリーマンにその恋人となるおっぱいが三つある女性、伝書鳩のネットワークで財産を築く美男美女の夫婦などなど、フリーキーかつ強力な個性を持ったキャラクター達が跋扈する傑作。物語の舞台となるマカタンという架空の街はプラスチックでできてるし。無関係の人物達がラストに向けて集結する過程と大団円の喪失感も凄い。玩具箱ぶちまけたようなマジックリアリズム作品。
2014/03/03
ほし
ブラジルとかは信仰もラテンなんだな。夢みたいな物語。
2019/01/03
まろ
衝撃的に面白かった。作者がアジア系アメリカ人であること以外何も知らずに読み始め、壮大なのに繊細な物語にあっという間に引き込まれた。マジックリアリズムと言えば確かにそうなのかもしれないけど、冷静に見れば現代社会ってこんな感じのこと繰り返してるよね。
2014/01/08
ANT
やっと読めた。マジカルソープオペラ!ライターズXシリーズにハズレはない。
2010/03/10
ハミーネス
すっごく変な話。しかもボールが語り手。謎だらけながらも話に引き込む手腕が素晴らしい。
2015/12/15
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