マンゾーニ家の人々 新装版
マンゾーニ家の人々 新装版 / 感想・レビュー
NAO
『いいなづけ』を書いたイタリアの国民的作家アレッサンドロ・マンゾーニの家族および友人たちが記した手紙をもとに、作家と家族の人物像を浮かび上がらせている。マンゾーニの作品やその時代の文学的背景に関する記述は少なく、金銭問題、家族の病気、家族間の軋轢についての悩みや不安といった内容が多い。母に先立たれた子どもたちのことを顧みようともしない再婚してからのマンゾーニには、はっきり言って幻滅。自身が両親の愛を受けていないため、彼には父親としての役割が分かってはいなかったようだ。『いいなづけ』も、父親不在の話だし。
2016/01/28
ユカ
これは・・・マンゾーニのファンにはたまらない本。私は残念ながらマンゾーニはあまり知らなくて、須賀敦子さんが好きでこの本にたどり着いたのですが、例えば「須賀家の人々」なんてのがあったら即買いですね。手紙から当時の生活やらその時代の常識やらが見えて面白い。しかし蛭療法とは。うげー。
2012/02/11
ご〜ちゃん
手紙で、ずいぶんコミュニケーションをとっているということが、よく分かった。 金銭問題は、読んでいて辛くなる。
2024/06/16
astrokt2
決して面白く読める本ではないです。 病気の経過、金の無心、返事をくれない親友への哀願 etc... という手紙のやりとりがひたすら続く、この長い本をどうやって読み切ることができたのでしょうか。
2009/05/31
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