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これいただくわ (白水Uブックス 107 海外小説の誘惑)

これいただくわ (白水Uブックス 107 海外小説の誘惑)

これいただくわ (白水Uブックス 107 海外小説の誘惑)

作家
ポール ラドニック
Paul Rudnick
小川高義
出版社
白水社
発売日
1994-09-01
ISBN
9784560071076
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これいただくわ (白水Uブックス 107 海外小説の誘惑) / 感想・レビュー

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サティ

ブックカフェに通って、7カ月(14回)かかりました。その間、コロナ自粛で通えなくなったり。。。かなりの遅読。買い物が大好きな三姉妹。。と言ってもそれぞれの子どもたちはすでに成人しており、揃ってアメリカ国内をドライブする。1人息子が同行している。旅の道中の三姉妹の会話が漫才を見ているようで面白い。1人は万引きの常習犯。もしね好きなものがあったら、連れて帰っていいのよ。。。って、万引きを正当化している。最後の強盗をするところではドタバタコメディー。

2020/11/07

sabosashi

米国という存在、それを消費経済からえぐってみた見取り図、というとちょっと曖昧すぎるか。  購買することによってのみしか自分をアイデンティファイできない女の人というステレオパターン(偏見か?)。  しかしそのような購買によってこそ、国民経済というのは成り立っているにちがいない。  ここでは米国東部の分別盛りのユダヤ人姉妹のロードムーヴィー調の買い物旅行。  かくして無数のかのじょたちによって米国は成り立っているわけだ。  それが基本トーンであるが、じつはそれに背反するようなサブテーマも織り込んである。

2015/05/31

UNI/るるるるん

ああ楽しかった!頭の中はユダヤ系アメリカ人になった藤山直美が4人、それと息子は森山未來にしとこうか。おばちゃん達のお喋りが大好きで、ときどき関西弁みたいに訳されているところもあって(「ぶち壊したれ」とか)、やかまし道中が最高だった。

2020/08/31

黒蜜

面白かったです。というか、笑うしかないとんでもない話。だって、ものを買うだけの話!それもお金にせこくて、欲しいものがあればお金をすってでも、あるいは万引きしてでも手に入れるという物欲の権化!これはもう爆笑するしかない。

2016/11/18

madhatter

再読。素晴らしきかなショッピング!一般道徳よりも自らの哲学に従って行動するエスカー三姉妹(+ジョー)に敬礼!実行したら多分に問題はあるのだが、それ正しい、正しくなくても従いたいという名言と哲学が盛り沢山で、最初から最後まで楽しく読めるタイプの一冊。とはいえ、「楽しい」だけとエスカー家のショッピング哲学を侮るなかれ。何が凄いって、彼女らの思想は、一人の不幸な女性を救ってしまうのだから。

2012/07/09

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