樹の花にて: 装幀家の余白 (白水Uブックス 1048 エッセイの小径)
樹の花にて: 装幀家の余白 (白水Uブックス 1048 エッセイの小径) / 感想・レビュー
紫羊
装丁家菊地信義氏のエッセイ。この方の装丁は私の好みからは少し外れるが、隅々までこだわりぬいた素晴らしい本が多い。ドキュメンタリー映画の上映後にスペシャルトークがあり、本に対する熱い語りに圧倒された。
2021/07/04
Yuko
<一冊の書物への出会いのために、読者を誘惑してやまない装幀の第一人者が、多彩な表現に通底する透明な官能性と、求心的感性の交差を造形の余白に綴った、本好きに贈る書物の周辺。> 1993年 映画「つつんで、ひらいて」を観て、菊地さん関連の本を3冊借り、東銀座の喫茶店「樹の花」にも訪れた。銀座の店の佇まいや、昔の記憶を手繰り寄せたエッセイも、菊地さんの物事への鋭いセンサーを垣間見るようで面白い。が、やはり3章、装幀に関しての記述は突出して興味深い。装幀とはに記された菊地さんの美学に触れる一冊。
2020/02/18
藍兒堂
★★☆
2016/12/01
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