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世はいかにして昭和から平成になりしか

世はいかにして昭和から平成になりしか

世はいかにして昭和から平成になりしか

作家
中島岳志
雨宮処凛
能町みね子
清岡 智比古
管啓次郎
出版社
白水社
発売日
2010-09-16
ISBN
9784560080948
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世はいかにして昭和から平成になりしか / 感想・レビュー

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こだま

能町さん目当てで読みました。それぞれの昭和から平成へ変わる時期の話でした。平成ももうそろそろ終わりますが、次の時代はどんな感じなんだろう。

2017/12/25

zakuro

能町さんが寄稿されているので。平成22年の時点で昭和という時代の終焉を各論客の視点で語るわけだけど、こういった本で原稿を依頼される人って100パー文系なのね。まるで世の中を動かしてるのは文系人間のみとでも言いたげな。しかも浪人して外語大のヒンディー語学科とか、美大とか、みんな経済的には苦労知らず。そうだよなあ、じゃなきゃ時代なんか振り返ってる暇ないもんなあ。授業そっちのけで貪るように読書して、1番影響されたのが「氷点」って…、ギャグかと思った。自分のこじらせてた中高時代を吐き出せたらさぞ気分いいだろうなあ

2016/12/11

たっきー

平成という時代の始まりをどう生きたか、5人の著者がそれぞれ個人的な体験を語ったもの。時代を分析するのではなく、それぞれの物語から時代の相を読みとれる作品にしたいという編者の意図があったそうだ。が、なかなかそこまでは…自分と世代が近い著者の語りには共通の思い出があるけれど。同じ時代を生きていてもそのときに何歳だったかで時代をどう受け止めるかの感覚は全然違うだろうな。

2014/12/12

kenyoi

昭和から平成に入り、我々は何をしてきたのだろう。本を読む、知識の世界に入り浸っていた?友達とバンドを組み、夢中になって流行を追っていた?部活に毎日汗を流す日々を過ごした?いじめの対象となって、毎日恐怖と闘っていた?あるいは、何もせず無為にこの歴史の流れを傍観してきたのか。 作者自身の過去から現在の話を通して、昭和と平成がつながる。平成はまだ続いている。 私は本を読みながら自分の過去・現在・未来を考えざるを得なかった。

2011/09/27

makimakimasa

昭和64年から平成元年に変わった区切り(天皇崩御)の前後をどう過ごしたかというエピソード集と思ってたら、もっと長いスパンでの自分史披露がメインで、ちょっと想像と違った。それはそれで各編面白い内容だったが、敢えて題名に元号を用いた意味が薄まっている気がした。それから4人の著者の人選も腑に落ちない。清岡氏だけ一人年齢が離れているし、彼の文は音楽の話が中心で、バンドブームについて語った雨宮処凛と被っている。年齢やテーマはバラバラにするか、統一性を持たせるか、はっきりした方が良い。でないと中途半端な印象。

2015/12/31

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