フランス中世文学名作選
フランス中世文学名作選 / 感想・レビュー
チャカチャカりきりき
色々今まで邦訳されたことのないものが山ほど邦訳されたので、このシリーズをぜひ続けてほしいのだが、気に入らぬのは『つれない姫君』の訳注が節ごとに付けられているので、いちいちページをめくったりめくり返さなければならず、連続したイメージのまま一気に読むには煩わしい。まあ、多くの知識を知りたい人にはこういう詳しい訳注はいいと思うが。
2014/12/10
j1296118
『ブリュ物語』と『聖杯由来の物語』が目当てだったが、変身物語超訳『フィロメーナ』をはじめ『ばらの物語』やら冒頭の「虎は一種の蛇」に思わず噴き出した『動物誌』ら他の収録作も十分よく楽しめた。 挨拶も無しに仕事放り出してさっさと逃げ出した『アラスのクルトワ』はこれ本当に真人間になったのかいな
2014/08/07
たかし
ヴァースの『ブリュ物語』を目当てに。ご丁寧に、アーサー王の関係する部分だけを切り取ってくれているという抄訳仕様になってます。マロリー版で活躍するランスロットも聖杯伝説もなく、メインはアーサー王の戦争なのであるが、逆に新鮮である。アーサー王の甥といえばガウェインなのであるが、ホエルとかいうのもかなり重要な地位を占めていて興味深い。ケイ、ベディビアのように地位の低下どころか、後世になって抹消されちゃったキャラも多いのだろうなぁ。
2017/03/12
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