KADOKAWA Group

Facebook X(旧Twitter) LINE はてブ Instagram Pinterest

ニンゲン御破算

ニンゲン御破算

ニンゲン御破算

作家
松尾スズキ
出版社
白水社
発売日
2018-06-13
ISBN
9784560094181
amazonで購入する

ニンゲン御破算 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

内藤銀ねず

戯曲本の感想を書くということは、観劇の感想にもなるという発見。今更ながら読書メーターの意外な使い方に驚いているところ。以前観たお芝居もここに書いてしまおう。内容としては故・十八代目中村勘三郎主演の前作『ニンゲン御破産』の改作版。とはいえもはや別物。岡田将生はとにかく美しいし、多部未華子はとにかくたくましいしで、見せ場が多くて「嬉しい悲鳴」の方の忙しさ。あとがきに前作と勘三郎の思い出が綴られていてステキ。

2018/06/13

空のかなた

観劇したものの、余りに展開と台詞が想定を越えたスピードだったため消化不良になり購入。これまで、戯曲は避けてきましたが、これは読んで正解。15年ぶりの再演だったことや、そのときは「御破産」だったことを初めて知る。巻末の松尾スズキのあとがきを読むことで、科白と原作者の思いと台本が繋がり、すっきり。お吉の台詞「戦でお化けになるのはやめろ。それより、この子がどうすれば幸せになるか、あんたなりに考えろ!これが、お願いしますのお吉の最後のお願いだ。」お吉の台詞が、やっと理解できました。素晴らしい舞台でした。

2018/07/02

法水

『ニンゲン御破産』から15年、『ニンゲン御破算』として生まれ変わった戯曲。サイン本を劇場にて。上演を観てから戯曲を読んだのでどうしても戯曲単体での評価というのが難しいが、改めてこれだけ数多い登場人物をバランスよく配置し、テンポよく物語を進めていく手腕に感心する。ところで第二幕の冒頭、黒太郎が「村で初めて鬱って漢字を空で書いたのも俺だ」の部分、てっきり「撃つ」かと思っていたのは私だけだろうか…。

2018/07/02

縄文ねぇさんこはる

松尾スズキは読んでるだけで、演劇の舞台を想像できる。そりゃ、戯曲だからだろうってツッコミの声も聞こえるが、想像できない戯曲はこの世にたくさんある。 やっぱり松尾スズキはすごい。

2023/09/25

だんいん

哀しさと痛快さと笑いが複雑に絡み合っていて、読むだけでも面白かったけれど誰が誰だか途中でややこしくなりました。でも実際に観たらわかりやすく楽しめる配慮がなされている気がするから、やはり演劇は実際に観るのが最高なんだと思いました。

2019/04/12

感想・レビューをもっと見る