女子サッカー140年史:闘いはピッチとその外にもあり
女子サッカー140年史:闘いはピッチとその外にもあり / 感想・レビュー
スプリント
著者がイギリスの若い記者のためか欧州と北米にしかスポットがあてられておらず、アジアで初めてW杯を制した日本についてはほぼ触れられていない。 残念に思っていたが訳者あとがきで日本の女子サッカーについてページを割いてくれていた。
2023/01/07
西澤 隆
始めは「フェミフェミした本だなあ」と思ったけれど読み進めるにつれてなんだか気の毒で男たちが酷くて、なんともな気持ちになる。女性がサッカーすることを「禁止」する信じられないFAのメンタリティは「女は俺達の場所に入ってくるな」と「女は静かにしていろ、走り回るな」。20世紀終わり頃までこれが続いたくせにアジアに来ては偉そうに男女平等を説く厚顔無恥さは今の「自分たちに有利なルール創造」としてのSDGsを巡るあれこれとかわらない部分があるな。遠い昔ではなくついこの間まで「こう」だった。いろんな分野でそうなんだろうな
2024/06/04
Yuri
歴史の教科書みたいだった。日本は?と思ったけど作者がイギリスの方なのね。あとがきと年表に日本が出てきてホッとした。これからの女子サッカーに注目していきたい。
2023/07/22
takao
ふむ
2023/12/27
つじー
「サッカーは男のもの」って社会通念がずっとあって女性は肩身狭かったんだろうなあ……という認識ぐらいだったが、各国で禁止令が長年出されるなど女子サッカーが想像以上に困難な道を歩んでいることに頭が殴られる思いだった。身体的な意味合いではなく、歴史的な経緯を踏まえた上で現在、女性がサッカーをプレーしていることのすごさを思い知らされる一冊。正直「欧米女子サッカー史」であり日本人読者には不満な点はあるだろうが、地域比較は主題とずれるのと、無知なことは知ったかしないという著者の誠実さだと信じたい。みなよまねば。
2023/02/13
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