フランス小説の扉[U1119] (白水Uブックス)
フランス小説の扉[U1119] (白水Uブックス) / 感想・レビュー
ソングライン
スタンダール「パルムの僧院」、バルザック「谷間の百合」、ネルヴァル「東方紀行」、モーパッサン「べラミ」19世紀の男女の恋愛が描かれたフランス文学から始まり、20世紀初めのプルースト、ブルトン、そして20世紀末のヴィアン、ソレルス、ウェルベックへと続くフランス文学の変遷を紹介する文学書です。フランス文学者で翻訳者の作者は作品の本文を紹介しつつ各作家、作品の読みどころを解説しています。
2023/09/27
うた
パルムの僧院とフランスにおけるフォークナーについてのみ読了。やっぱりパルムの中心人物であり、最も魅力的なのはサンセヴェリナ夫人ですよね。アンナ・カレーニナとはまた別に記憶に残る毅然とした女性像。書名は扉となっていますが、基本的に取り上げられた作品を読まないと、魅力はわからないかもしれません。
2020/11/21
takao
ふむ
2024/10/03
H2A
野崎歓のチョイスはちょっとひねりがある。スタンダールなら赤と黒よりパルムの僧院、ネルヴァルなら東方紀行というように。が、この人の評論は良い意味で素人っぽく、楽しさを前提にしているので、純粋に楽しめる。
2010/12/12
さぼ
② 終始内在的で高級なファンブックみたいな本。各章毎の作品を読んでから読まないと辛いなという感想。
2016/01/24
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