本格ミステリーを語ろう 海外篇
本格ミステリーを語ろう 海外篇 / 感想・レビュー
まっつー(たまさか)
先生方の「本格ミステリ愛」は伝わってきます。「海外本格ミステリ史」(というものがもしあるとすればですが)を、結局作品という「点」の良し悪しで語っているところが気になりました。本気で歴史という「線」で俯瞰したいなら、先生方で分担して「海外本格ミステリ史」を書いたほうが良かったのでしょうが……。ただ、この本の企画の性質上それも難しかったと思いますし、先生方のミステリ観や、お好きな作品への思い入れを素直に楽しんだほうが良いのだと感じました。
2024/03/09
longscale
表紙に「◯◯ガイド」とかの文字が躍っていないのは、ある意味で良心的。黄金期を中心に主要作品を論評していく座談会形式で、内輪のノリは否めない。四人のファンなら文句なく楽しめようが、目くじらを立てる読者もいるのかも。海外編ゆえ作家個人への遠慮はないし、人に伝えたくなるような迷言も飛び交う。たとえば有栖川有栖が、クイーンについて「俺、ああいうやつにはいらつくんや」と言ったりする。もちろん作家本人ではなく、彼らが生んだ青年探偵の「女性に対する接し方とか」に……。「雷鳴は好きですよ、カーは」(二階堂談)には笑った。
2017/05/12
Minnie
有名どころを時系列で取り上げられてて勉強になった(^_^)みんなそれぞれのリスペクト作家への情熱がスゴかった(笑)ひとつわかったことは、皆さん『好きなモノは好きー』ってことですね(笑)歴史的意味合いとか、本格の定義とか、出来の良い悪い…その他色々あろうとも。クィーンはなかなか読み進められずにいるのだけど、カー、ヴァン・ダインのお二方とともに、ミステリ読みとしては外せないのですね(笑)再確認しました(笑)今年は取り組まねば!まだまだミステリの世界は広い〜♪( ´θ`)ノ
2014/02/02
二分五厘
1999.6.12
kanamori
☆☆☆
2012/10/04
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