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岡本綺堂伝奇小説集 (其ノ2)

岡本綺堂伝奇小説集 (其ノ2)

岡本綺堂伝奇小説集 (其ノ2)

作家
岡本綺堂
出版社
原書房
発売日
1999-07-02
ISBN
9784562032105
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岡本綺堂伝奇小説集 (其ノ2) / 感想・レビュー

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藤月はな(灯れ松明の火)

夏と言えば怪談。青蛙堂での怪異語り。「水鬼」の堂々巡りや「鐘ヶ淵」での唐突な死、「木曽の旅人」の旅人も怖い。「白髪鬼」は最後に後ろから氷水をぶっかけられたような寒さを感じました。「西瓜」は小野不由美さんのゴーストハント6巻や「残穢」のように土地の穢れが継承した関係者でない者にも受け継がれる薄ら寒さがあります。「妖婆」での妖婆は崩壊のきっかけを暗示していたようになりません。

2012/08/04

ちくわん

海亀、鴛鴦鏡、鐘ヶ淵、木曽の旅人、こま犬、西瓜、水鬼、停車場の少女、白髪鬼、百物語、指輪一つ、妖婆、離魂病の13話。本書を底本にしたKindleで。全体的に男と女の話。

2022/11/17

poke

怪談ってやっぱり面白いなー。結論や正体をはっきり限定しないまま話が終わって満足できるのは怪談くらいのものなんじゃないかと思う。岡本綺堂の文章の読みやすさもあって快適な怪談タイムを味わうことができました。

2021/01/27

Chocolat

図書館本、この前に読んだホラー短編集が消化不良だったので借りてみた。しんしんと染み込んでくる怪談、語り口が淡々としており確かにホラーとはちょっと違う。白髪鬼と西瓜が特にいい。白髪鬼は最後に鳥肌がたった。

2016/07/18

のり お

夏にぴったり。しっとりとした怪談話がいっぱい。はっきりさせない薄気味悪さは、自分で色々と想像させてくれる。日本ならではのホラーですね。「木曽の旅人」「鐘ヶ淵」「海亀」が特に良かったです。岡本綺堂は半七シリーズも面白いし、多才な人だと改めて思います。

2013/08/07

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