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最後のディナ-

最後のディナ-

最後のディナ-

作家
島田荘司
出版社
原書房
発売日
1999-11-01
ISBN
9784562032631
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最後のディナ- / 感想・レビュー

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こかち

しっとりした短編集。御手洗シリーズですが、御手洗さんは電話出演のみでした。派手なミステリではなく、表題作以外は人も死なない。むしろ、なぜ死ななかったのか…が謎だったり。センチメンタルな気分になる、でも光が少し射す本でした。

2016/01/14

りず

表題作が切なすぎる…。ほんのちょっとのすれ違いが悲劇も幸せにも繋がる、真相がすぐに分かってしまう御手洗さんの苦悩もまた切ない。石岡くんと里美の関係には進展があって嬉しい!笑。横浜の実在の場所がいくつか出てきたので聖地巡礼したいなぁ。

2019/06/08

makoto018

クリスマスに合う御手洗物、ということで記憶を辿り読んだ。が、これではなかった。(読みたかったのは「御手洗潔の挨拶」所収の短編「数字錠」だった。)本作はむしろ、御手洗潔シリーズを読むのをやめるようになった作品のひとつだった。「異邦の騎士」「龍臥亭事件」のスピンオフ作品だと思えばまだ。作家特集に掲載される特別編だったり、同人誌に掲載されるものみたいな印象。20年ぶりぐらいに読むが、読んだ当時の不完全燃焼な感じまで戻ってきた。

2023/12/24

さぼてん

御手洗さんがいなくなってから一年以上経った、石岡さんの話です。里美が馬車道に来たのは前巻で知っていましたが、石岡さんを地に落とさずに構ってくれる彼女はとても良い人。好きなんだろうなあ。合間に御手洗さんからの連絡が入ってくるところがとても懐かしく、切なく思えた。早よ帰ってこい。最後のディナーではかなりやられました。前巻に引き続き、完全に読者の心を持っていく著者に脱帽です。短編も上手いって天才か。

2018/05/19

テツロー

シリーズ特有の派手なトリックは鳴りを潜め、暖かさが物語を覆う短編集。「里美上京」は今までのシリーズを読んできた読者にご褒美な展開。数は少ないですが現地の写真もはさまれており、雰囲気が出ていいですね。すべての始まりの事件から20年。当時を思い出しつい思案気になる石岡君の気持ちを探りながら読了。

2014/10/29

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