真説ルパン対ホ-ムズ: 名探偵博覧会
真説ルパン対ホ-ムズ: 名探偵博覧会 / 感想・レビュー
あかる
パスティーシュ集。ルパンファンなので表題作のみ読んだ。パリ万博の日本館を舞台に、ホームズとまだ名前を挙げていないルパンが共同して事件の解決にあたる。日本人作ならではの舞台の選択。実在の人物も大勢登場し、風俗描写からは、滅多に知ることのない当時のベルエポックの空気を感じることができ、非常に興味深かった。森田崇『アバンチュリエ』でもパリ万博、そして若き日の秋山真之と広瀬武夫がちらっと登場していたが、こちらはルパンがある程度活躍している「謎の旅行者」に絡めており、作者による時系列の解釈の違いが面白い。
2015/05/12
ぽま
ルブランの描いた『ルパン対ホームズ』は、シャーロキアンに不評なのは有名な話。本作はそんなパロディ作に納得いかなかった向きのために、この二人の競演を「パスティーシュ」として昇華させたものである。実在の人物・出来事を軸に進んでいくが、彼らのほとんどのその後が暗いものである辺り、現実はなかなか物語とは違って「めでたし、めでたし」では終わらないと思わせる。
2012/03/24
takao
ふむ
2020/03/20
二分五厘
2000.9.3
fap
「真説ルパン対ホームズ―名探偵博覧会」 ルパンとホームズの対決は、往年の東映まんが祭りの如し。 両作品とも、小学生のときに読んだはずなのだが、細かい設定はあまり覚えていない。 ホームズが名探偵との呼び声を確定したころ、ルパンはまだ駆け出しであったというのは面白い。 ただ、ほかの名探偵の短編がほとんどわからなかった。
2014/10/22
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