巫女の館の密室 (ミステリー・リーグ)
巫女の館の密室 (ミステリー・リーグ) / 感想・レビュー
烟々羅
7-8 年ぶりの再読であり、前話に当たる「堕天使……」と途中まで混同していた。どちらも通称インカ帝国と呼ばれる文化の風習を下敷きにしているからだ。 文庫版と含め先行する感想にネガティヴな評価が多いのをみると、ミステリ読者の裾野が広がったとつくづく思う。戦中・戦後からの本格ミステリ(パズラーな新本格ではなく、通称の『本格』)の系譜を孤独に守ってきた鮎川氏が選した「本格推理」アンソロジーでデビュー、その直後という流れでは自然だが、たしかに一般の軽小説では嫌われる題材だろう。これが『探偵小説』なんだな
2018/05/01
み
う〜ん。このシリーズは好きになれません…。途中で挫折してしまいました(>_<)
2014/05/10
おふねやぎっちらこ
2001年刊行でもねぇ。タイトルに「密室」とあるだけで、読みたくなくなっちゃうよね。内容は面白いのだからタイトルで損してます。「巫女の館の惨劇」とでも改題したらいかがでしょう。
2021/11/30
えびちり
不快な事件。まずキャラクターが気持ち悪い。主人公の刑事は、25歳で小学校一年の探偵にマジ一目惚れという変態。いちいち彼女のことしか考えていない行動にはうんざりさせられました。その探偵の現在JKは、稀に見る美貌、料理は玄人はだし、武道の達人、学校の先生も恐れる才媛、美大を目指せるほど美術の才能があり(でも趣味)、研究者の教授とインカ文明のことで真っ向からディスカッションをできる……正直胸焼け。作者がこのキャラに萌えて書いてるんだろうなあ。密室トリックにも新鮮味は感じられず、意外性は穿頭術に関してのみ。
2016/09/10
もぐもぐチョビたん
根津愛シリーズ(=^ェ^=)タワンティンスーユ、どこのお料理かと思ったらインカ帝国のことなんだって。飽きさせない構成になっていて読みやすいんじゃないかな。前代未聞、史上初の密室と謳っているのに肝心の密室がわかりにくく(モチーフになった図はあるけれども)推理しにくい。このシリーズ初めて長編で読んだけど、いい年した刑事が超絶美少女に恋焦がれ、当時6歳だった彼女に一目惚れしたらしい。完全におまわりさんこいつです状態でひく(笑)当の不審者が刑事(爆)彼女自身も完全無欠キャラ過ぎて感情移入がきびしい。
2014/10/26
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