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死について!: あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

死について!: あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

死について!: あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。

作家
スタッズ ターケル
Studs Terkel
金原瑞人
築地誠子
野沢佳織
出版社
原書房
発売日
2003-09-01
ISBN
9784562036813
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死について!: あらゆる年齢・職業の人たち63人が堰を切ったように語った。 / 感想・レビュー

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shouyi.

インタビューの名手と言われるスタッズ・ターケルによる88才の著作。インタビューを受けたひと63人。高齢者が多いが、年齢層もさまざま。有名な作家もいれば元ギャングも。話される「死」は本人自身の死であったり子どもの死であったり…。中にこんなことばがった。「重要なのは、生きることを恐れるなってことだ。」死を考えることは、生きることを考えることなんだ。ノンフィクション以上の感動的な作品となっている。

2020/04/20

れじーな

誰にもやってくるけど、どんなものかは分からない「死」について、色んな方が自分の見解を述べています。結局答えはなくて、それぞれに違う解釈があって、興味深いです。信仰によって死後の捉え方は異なるものの、自分の存在が影響を与え、親しい人の記憶に残り、そうして繋がっていくこと、そこに永遠を見出している方が多いのが印象的でした。翻って自分はどうなのか、初めて自分の死を考えた時の得も言われぬ不快な浮遊感を思い出し、そこから一歩も変わりのない心構えの無さを実感するのでした。

2013/01/13

YukoNexus6

およそ1年かけて読んだ分厚い本聞き書きの本。というと岸政彦編「東京の生活史」も読んでるところなのだけど、大きな違いは信仰心のあるなし。唯一神を心の中に置く、というのが、やっぱり私にとってはリアルではないので、信仰心のある人のことを羨ましく思うことが多い。特に死について考える時。まだまだ死ぬのは怖い。けれどどんどんリアリティを増していく。自分の死だけじゃなく近しい人の死も。いくら読んでも解答はないのが死なのでしょう。「仕事!」を貪るように読んだ若い日々が懐かしい。あの頃の心配事の多くは気がつくと消えていた。

2022/01/13

まりこ

淡々と語られる63人もの人生と死への思い。癌やエイズ、人種問題など包み隠さず語られるリアルが重い。一冊で63人の多様な死生観に触れられたことは良かったが、もう少し一人一人を深掘りして欲しかった。やはり死について語ることはタブーなのかもしれない。非常に疲れた。

2018/04/30

むむむむむむ

この本はもっと評価されていいのに!様々な人が死について語った本というが、どちらかというとその人の人生観について語った本だと思う。想像してたような難しい本でも、またテーマが重たい本でもなかった。むしろ気詰まりになった時に、気分転換に読む本である。インタビューの所々に、アメリカ文化が感じられて面白い。あと装丁はこれていいのか?友達か私の本棚を見た時、あまりにデカデカと書かれた「死!」という文字にギョッとしていた

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