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マビノギオン: ケルト神話物語

マビノギオン: ケルト神話物語

マビノギオン: ケルト神話物語

作家
シャーロット ゲスト
アラン・リー
Charlotte Guest
Alan Lee
井辻朱美
出版社
原書房
発売日
2003-12-01
ISBN
9784562037155
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マビノギオン: ケルト神話物語 / 感想・レビュー

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帽子を編みます

図書館本、手元においてもっと読みたくなります。面白いのですが整ってはいません。まさに口承文学、語り手が朗々と語り、聞き手がうっとりと聞く、お気に入りの部分は付け足して長くなっていく…、その過程も浮かぶようです。『マソーヌイの子のマース』、ガーナー『ふくろう模様の皿』はこの話の一部がもとになっています。花から作られた女、三角関係、ふくろう、…これだけでもドラマなのに、もっともっとと物語の要素が溢れだすようです。処女の膝に足をのせていないとおちつけない英雄?いやどんな姿勢?ここを挿し絵にして欲しいところです。

2024/05/09

遊未

格調高い挿し絵、各物語の扉が本を開く人を物語の世界に招くように素晴らしい。アーサー王、ガウェインもバーシヴァル、そして聖杯の古い姿があります。悩むことなく、振り向くことなく、ただひたすら前に進む物語。文章は読みやすかったり、読みにくかったりですが、そもそも読む物語ではなかったことは実感できました。

2020/11/30

Bo-he-mian

厳密には「読んだ」というより「観た」かな(爆)。いま、色んなケルト関連本をパラレルに斜め読みしているところで、一冊を熟読・・・は中々できないのだけれど、とにかく本書は『指輪物語』でも知られるファンタジー画家、アラン・リーのフルカラーの挿絵が悪魔的に美しい。水彩画で、なんで石とか木材の質感をあんなに素晴らしく表現できるのォ !? そしてめくるめくロマンの馨り・・・挿絵本の魅惑にひたすら陶酔する一冊なのである。

2018/01/13

戦狐

アーサー王物語の最終巻読む前に読了。騎士道が前面に出されたアーサー王物語に対し、前身のこちらは魔法などの民話色を色濃く残しており読んでて飽きる事がなかった。

2016/03/22

antoinette

古雅な訳文にしようとしすぎて違和感のある日本語が多々。誤植の多さも気になる。まあリー様の挿絵だけで手に入れる価値はある。中世のお話を読むのが久々だったため、女性の扱いが雑すぎるのに慣れるだけで大変でした(;´ω`)前半のマビノギの部分は神話っぽく噛み砕くのが難しいが、後半のロマンスは拍子抜けするほど読みやすかったりして(アーサー王もの読んでる感覚そのまま)思っていたより「ちゃんぽん」な書物でした。あとここに出てくるアーサー王宮廷の人々かわいい。

2015/05/05

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