からくり灯籠五瓶劇場
からくり灯籠五瓶劇場 / 感想・レビュー
ダイ@2019.11.2~一時休止
連作短編集。実在の歌舞伎作家の半生に謎をミックスした作品。時代物なんでチョット読みにくく感じたけどけいせい伝奇城なんかがイイ。
2015/06/06
松風
歌舞伎の〈仕組〉に、異国の〈趣向〉で、「物語」の〈世界〉を描く。ある程度歌舞伎の知識がないとゴチャゴチャして感じられるかもしれない。歌舞伎自体が「お約束」の共有前提で盛りに盛り込まれた様々な要素を楽しむものだからだろう。しかし、自分のような半可通でも十分「物語論」として楽しめた。本書に出てきた未読作品も読んでみるつもり。
2014/04/02
igaiga
実在の人物でしたかー。全く知らなかった。もう少しここら辺が分かると物語としても楽しめたかも知れません。私が今回一番興味あったのが写楽。なるほど。こういう説ですかー。一般的な説のうちの1つでしたが、いろいろな作家さんがいろいろな説を出すくらい不思議な写楽に興味を覚えます。
2014/01/21
からっぽな蛙《真梨江》
うーん…。もうすこしきちんと歌舞伎や並木五瓶について勉強してから読めば良かったかな。著者のせっかくの大芝居に乗り損ねてしまったかんじ。じっくり読み込めばとても面白い1冊だと思う。題材や物語の運びは抜群に好みなんだけど、語り口だけはいまいち好きになれなかった。著者がしゃしゃり出てくる。あとがきを読んだら納得出来たけど、五瓶の人生に絡む重要人物がそれ以降ほとんど出てこないのも残念。五瓶の人生がブツ切りになってわかりにくかった。とくに『けいせい伝奇城』に出てきた富三郎とのやりとりはもっと読んでみたかったな。
2014/01/06
つるら@turulaJB
きっかけは忘れたがクトゥルー要素ありと聞いて。歌舞伎については全くの素人なので色々勉強になった(が、すぐ忘れる)
2016/06/01
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