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芝浜謎噺―神田紅梅亭寄席物帳 (ミステリー・リーグ)

芝浜謎噺―神田紅梅亭寄席物帳 (ミステリー・リーグ)

芝浜謎噺―神田紅梅亭寄席物帳 (ミステリー・リーグ)

作家
愛川晶
さくら みゆき
出版社
原書房
発売日
2008-04-21
ISBN
9784562041527
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芝浜謎噺―神田紅梅亭寄席物帳 (ミステリー・リーグ) / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

神田紅梅亭寄席物帳その2。連作短編集。3編とも面白かったが最後の師匠にはやられた。

2015/02/16

えみ

技を磨き、芸を完成させるべく日々精進。伝統を守りながら個性も出す努力…噺家の凄味が伝わってくる神田紅梅亭寄席物帳シリーズ第二弾。落語知識だけじゃない、人情や滑稽に真剣に向き合う姿さえも勉強になる異色の小説。噺家は一種の勝負師ではないかと夢想する。ひとりひとりの客へ賭け、自分と葛藤し、師匠や兄弟弟子とも真剣勝負。頓珍漢を演じては笑わせ、調子はずれな頓狂な声で大爆笑を攫う。その一つの演目に全てを注ぐ「落語」という未知なる世界。演じることの難しさと感動を題目にもなっている『芝浜』から受け取った。寄席演芸が熱い!

2023/05/20

真理そら

しまった、2作目から読んでしまった。いや~おもしろい。安楽椅子探偵というか車椅子探偵の馬春師匠を福の助&亮子の夫婦探偵が補佐して事件解決をするという短編ミステリーが三篇。落語の楽しさも十分味わえて、弟子が故郷でやる独演会に兄弟子、師匠が協力する『試酒試』はいろいろな要素が詰まっていてグッと来たりオチで笑えたり、『芝浜謎噺』は読みごたえがある。

2019/07/28

Norico

神田紅梅亭のシリーズ第2弾。馬春師匠が高座にあがるとは!!そこにつきちゃうんですけど。「芝浜」を演るのにあそこまで考えてしまう噺家さんのさがというかを感じました。寄席に行きたくなります

2016/03/20

kiyoboo

神田紅梅亭寄席物帳シリーズ第2弾。二つ目の落語家、福の助とその妻を中心に書かれた物語。楽屋の裏方の様子やマクラの試行錯誤、扇子の使い方に噺家の凄さが垣間見れる作品だった。「野ざらし」「芝浜」「試し酒」の名作をうまい具合にアレンジされていたし、ストーリーが面白かった。弟子を思っての馬春師匠の1回きりの復活には思わず涙ぐんだ。つい桂三木助の「芝浜」をyoutubeで聞いてみた。落語を知らない人が読んでも楽しめると思う。

2014/05/03

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