不可能犯罪コレクション (ミステリー・リーグ)
不可能犯罪コレクション (ミステリー・リーグ) / 感想・レビュー
buchipanda3
不可能犯罪を題材としたミステリ短編アンソロジー。二階堂黎人さん選出6名の作品を収録。一つのテーマに対して各人各様の手法が見られて楽しめた。この手のものは色々な味が楽しめるのが嬉しい。型は密室、衆人環視殺人、自殺のみの状況など。物理トリックも楽しめたが、心理的なトリックも派手さは無いが割と好みで印象に残った。大山さんのは(既読)切れ味のいいロジカルで好き。石持さんのは舞台設定に妙味。シニカルな世界観が目を惹いた。岸田さんのはじわじわと来て納得、最後に再度合点といい感じで読ませてもらった。競作を楽しめた作品。
2017/02/16
ホームズ
『佳也子の屋根に雪ふりつむ』『父親はだれ?』が面白かったです(笑)門前典之の作品は蜘蛛手が登場していたのは良かったです(笑)鏑木蓮は相性があまりよくないのか少し読みにくかった。ベルトラン・シリーズはあまりでした・・・。期待したから余計かな(笑)
2012/03/17
ゆっこの部屋
二階堂さんが読者に紹介したい作家さんたちの短編集。「佳也子の屋根に雪ふりつむ」と「父親はだれ?」が面白かった。私が最近よく読む石持作品「ドロッピング・ゲーム」はパラレル・ワールド。こんな小学生は怖い。「シャルル・ベトラン」シリーズは私には合わなかった。
2016/05/20
yoko**
久しぶりに再読。今回は時系列を書いたり、せっかくなので前回より丁寧に読んでみた。全体的によかったのでいちばんは決められず。
2021/09/26
yoko**
石持浅海氏以外は初読み。若手作家を起用とあったけれど、なかなかの充実ぶりです。
2019/07/02
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