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この国。 (ミステリー・リーグ)

この国。 (ミステリー・リーグ)

この国。 (ミステリー・リーグ)

作家
石持浅海
出版社
原書房
発売日
2010-06-10
ISBN
9784562045822
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この国。 (ミステリー・リーグ) / 感想・レビュー

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ダイ@2019.11.2~一時休止

連作短編集。公開処刑を第一話で既読なんで世界観が判った状態で読み始めた。出稼ぎが一番良かったけど最後の終わり方は・・・。

2015/04/18

財布にジャック

「この国。」って題名の「。」が気になって仕方がありません。「。」付けるだけで、インパクトありますよね?石持さんは大好きな作家さんなので、かなり贔屓目に見てしまうんですが、このお話好きなタイプのお話でした。ジョーカーゲームには勝てないけど、番匠さん良い味出してるし、テロリスト側も頑張ってました。続編書いてもらいたいけど、この終わり方だと無理かなぁ。石持作品の中ではかなり出来は良い方です。

2010/08/17

nyanco

『この国』は、まさに私が住むこの国・日本?何かがちょっと違えば、日本も『この国』になったのでは…と思わせる。石持さんの倫理感をガッツリ押し付けられるのでは…と思い、読むのを躊躇していたのだが、ここまでやってくれちゃうと楽しめました。各章ごとにライトなものあり、ダークなもの、ハードなものと…味わいが異なるのも面白い。番匠と松村の私怨が、がっつりぶつかり合う最終章。ここまで大がかりな馬鹿っぶりに唖然…。う~~ん、この感じもいいけど、頭脳戦で、まだまだ続きを見ていたかったかな…。

2010/07/12

NOBU

「一党独裁の管理国家であるこの国では国家に対する反逆はもっとも罪が重く、人材育成をなにより重要視するこの国では小学校卒業時に児童の将来が決められ、非戦平和を掲げるこの国では士官学校はたんなる公務員養成所となり…」 初石持作品。単なるお話ではなく、現代日本の有り様を再考させられる。最終話では久々に、先が知りたい気持ちに急かされドキドキしながら頁を繰った。もう少し長編だったら我慢出来ずにラストを覗いてしまったかも。(笑)やるせない最後なのに、一種の爽快感さえ感じた。秀逸やった。最高!

2011/06/18

ミナコ@灯れ松明の火

パラレルワールドミステリー。ザ・石持!と思いながら読み進めたけれど、話のオチがいつもとはちょっと毛色が違う印象。パラレルワールドなんだから何でも許されてしまうご都合主義に陥りそうとも思える所をギリギリで踏みとどまっているのは流石だと思う。

2011/02/28

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