転校クラブ シャッター通りの雪女
転校クラブ シャッター通りの雪女 / 感想・レビュー
nyanco
まさかシリーズ化すると思っていなかったので気付くのが遅れましたが、やっと読破。転校クラブの理は、父の転勤で地方都市に。今回の転校先はヤンキーがいたり、学校同士の対立、シャッター商店街など地方都市のダークな部分も。シャッター商店街で連続して遺体が発見される。犯人視される佳輔、幼馴染の弥生。弥生が抱えているものや、彼女の家族の話など深く描かれている部分もあるのだが、何とも佳輔が薄っぺらで彼のキャラをもう少し深く掘り下げて欲しかったかな。警察と理との会話も都合が良すぎると感じたりする部分もあった。続→
2015/04/04
ゆにこ
主人公のはまってるチャットが事件とあまり関わってないですね。表紙から軽い青春ミステリーかと想像したけど、救われない終わり方。
2014/09/16
飛鳥
可愛い表紙のユーモアのあるタイトルにのほほんとした青春物語かと思いきや、シリアスさと本格的ミステリーの成分もあって読み応えありました。銀行員の父の転勤で山間の町に越した理が転校した中学にはヤンキーの生徒が多数在籍。転校初日に友達になった弥生の幼馴染の佳輔を筆頭に悪さばかりを繰り返す。そんな中、佳輔の祖父が開き、廃業した布団屋でホームレス男性の死体が発見され、佳輔たちが疑われる。その謎を追う理は転校クラブのサイトの親友たちとのチャットから真実に迫っていきます。事件を鋭い視線で追う理の柔軟さに驚きました。
2017/09/25
hydrangea
前作からの引き続き、舞台は変わり新しい転校先での事件が描かれていますが、予想通りというか、装丁とは対照的な結末が展開されますね。しかし、今回は「転校クラブ」はそれほど事件に影響する要素でもなかった感がします。前作もそうでしたが、この主人公は個人的には嫌いというほどではないが、好きにもなれないキャラクター、という気がしています。居なくなる人間はいいよねっていう気持ちも判ります。とはいえ、次作がでたら読んでしまうんでしょうけれど。
2014/12/23
ローリー
「転校クラブ」の第2弾です。父親の転勤に付き合って転校を繰り返している早川理は中学二年生の女の子。今度の転校先は不良が多い荒れた学校で、周りの環境もシャッター街となりつつある商店街と、あまり良くない流れです。あるとき不良達の溜まり場で死体が見つかって…。結末に届くまで二転三転するストーリーはよく練られてるけど、あまり心地よいタイプのどんでん返しでは無かったです。チャットが支えの転校生なので、何度も登場しますが、話の本筋にはあまり絡んで来なかったのが残念です。
2014/12/27
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