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占星術の文化誌

占星術の文化誌

占星術の文化誌

作家
鏡リュウジ
出版社
原書房
発売日
2017-03-22
ISBN
9784562053919
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占星術の文化誌 / 感想・レビュー

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デビっちん

文学や絵画、音楽、さらには医学、心理学まで、西洋文化に占星術が深く影響を及ぼしていることがわかりました。ということは、占星術の知識があれば西洋文化を新たな視座から見ることができるということです。逆に考えると、西洋文化を深く理解するには占星術の知識が必要ということが言えると思います。占いの技術的な解説はほとんどありませんでしたが、占星術がどう生活と結びつき、どのように影響を及ぼしていたかを楽しく学べました。特に絵画と音楽との絡みは、うはぁ、そんな意味が!と興奮が止まりませんでした。

2017/05/08

デビっちん

再読。背景や周辺部分の奥深さを知ると、その分野を余計に勉強してみたくなります。特に芸術部分に隠されたロジックに興奮している自分に気づきました。

2018/10/14

Tomoko 英会話講師&翻訳者

天動説の時代の7つの惑星。シェィクスピアやダンテの作品にもさりげなく占星術の世界が。ところどころ紹介される英語の引用と日本語訳がありがたい。絵画、音楽、医学、心理学との関わりについても。プトレマイオス、コペルニクス、ケプラー。ケプラー著「宇宙の調和」、「宇宙の神秘」。

2019/02/25

zikisuzuki

まず占星術が今の形、詩的な文で星座の下の人に性格や運勢を書き示す様になったのは二次大戦前後の事で、特に1968年に刊行されたリンダ・グッドマン「太陽星座」という本の美しい文章に負うところが大きいそうだ。それ以前はどうかというと、教養として、暦と直結した科学として有り続けていた。ルネッサンス期に神智学と結びつき文学、絵画、音楽に大きな影響を与えたという。キリスト教との親和性も高かったのが不思議だが、沢山の魔女狩りが行われた中、一部の教養人が占星術を駆使した魔術まがいの事が最新科学と思われていたのだ。

2017/06/22

ねこや

かなりアカデミックな作品で、オカルト嗜好で読むと完全に置いていかれる。。占星術が西洋文化にどれほど影響があったかということがよくわかる。 昔の西洋人は占星術の造詣が深かったらしいけど、それは六曜やら干支やら二十四節気などの知識が深かった昔の日本人と同じようなもんやろうなぁーと思った。 正直、西洋文化にさほど興味があるわけではなかったので、ちょっとしんどい読書やったσ(^_^;)

2017/04/18

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