名もなき花たちと:戦争混血孤児の家「エリザベス・サンダース・ホーム」
名もなき花たちと:戦争混血孤児の家「エリザベス・サンダース・ホーム」 / 感想・レビュー
アコ
神奈川・大磯は個人的に縁がある土地なので、エリザベスサンダースホームの存在や創設者の澤田美喜のことは少し知っていたが(三菱財閥・岩崎弥太郎の孫娘なことも)1冊読んでみたくなってまずこちらを。児童書なので深堀りはなく、すでに知っていることだけだったけど、まったく知らないかたにはオススメ。教科書に載らずとも信念と情熱を持って社会を変えようとした偉大な日本人はたくさんいるし、遅まきながら少しずつ学んでいきたいなと最近思う。
2020/10/03
モモ
児童書。戦後、戦争混血孤児の母となった澤田美喜さんの人生。人々の好奇の目、悪意の目から孤児を守るためホームだけではなく小学校をつくり、将来に働く場としてブラジルに農場までつくるパワフルさに驚いた。疎開の場がなかった体が不自由な子どもたちを受け入れた長野県の上山田ホテルのことなど、小手鞠さんは今まで知らなかったことを教えてくれる。これからも小手鞠さんの本を読んでいきたい。
2019/07/28
どら母 学校図書館を考える
素晴らしいお仕事をされた方。そして、よくこんなわかりやすい文章で、書いてくださったと作者に感謝。 中学生の頃、混血の転校生が来た時、母から差別的発言を聞いた。なぜか、これは他の人に言ってはいけないことと思った。でも、私の世代の生まれ年には、占領軍はいなかったはずだが。でも、各地に基地はあったから、そこの人が父親だったのか。もう、名前も忘れたけれど、この本を読んで思い出した。
2024/08/11
雨巫女。
《私-図書館》岩崎財閥の岩崎弥太郎さんの孫だったんですね澤田美喜さん。知りませんでした。 混血孤児の方々には、大事なお母さんですもんね。
2019/09/05
ふう
大きな文字と読みやすい文体で書かれていますが、内容はずしりと重く、高学年向きかもしれません。戦後、アメリカ兵やアメリカ人労働者と日本人の間に生まれた孤児に対する差別が横行するなか、捨てられた子どもたちを守り愛を注いだ澤田美喜さんのノンフィクション。虐待死のニュースが取り沙汰されるいま、血のつながりだけでない「家族」の愛に焦点を置いているのが印象的でした。
2019/07/04
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