世界で読み継がれる子どもの本100
世界で読み継がれる子どもの本100 / 感想・レビュー
モモ
シャルル・ペローの昔話から、『アンネの日記』、『怪物はささやく』など幅広く紹介されている。『たのしい川べ』の初版本の表紙が載っている。マイケル・モーパーゴ『戦火の馬』。モーパーゴが書こうか迷っていた時に、吃音がある少年が馬に話しかけ、馬の「子どもに寄り添うべきだと心得ていた」姿を見て書こうと決心した。などエピソードもあり興味深い。ジュディス・カーのモグシリーズに、モグが亡くなる絵本が出版されていることに驚いた。日本語訳はないので出版してほしい。いろいろと発見のある一冊でした。
2020/12/22
りらこ
全て読んでいるわけではないが、子どもの本は大好き。一冊ずつを解説しつつ、背景や作者についても触れられているので読み応えあり。子どもと言っても対象年齢が幅広く、いわゆる幼児からYAまで。子ども向けだと言って大人が読まないのは勿体ない。この本に載っている未読の本を読み進めたくなる。
2022/06/02
くさてる
グリム童話から、ピーター・ラビットにクマのプーさん、といった定番絵本に留まらず、「アンネの日記」やYA物まで、幅広く選ばれた、子どものための100冊の本。知っているものもあれば知らないものもあったり、絵は知ってても話を知らなかったり、たくさんの発見があって面白い本でした。カラー図版で紹介されて解説も分かりやすく、邦訳の紹介もきちんとあります。子供時代を思い出すとともに、自分のこれからの読書の参考にもなりそうな一冊でした。
2021/02/13
おはなし会 芽ぶっく
冒頭の『がちょうおばさんの話』が児童文学のルーツだそうで(1697年)そこから300年超の中で出版された本の中から100冊選ばれたガイドブック。カラーなのが嬉しいし、読んでない本との出会いにワクワクする。歴史的な見解がありつつ難しくない言い回しについつい紹介された本を読んでいる気分にもなれる。オバマ元大統領とミシェル夫人が『かいじゅうたちがいるところ』の読み聞かせをしている写真があり、イースターの恒例行事だそうで驚いた(171P)。100冊のうち4冊のみ未訳。購入予定!
2021/01/24
MOTO
美しい児童書の図鑑みたい。つい、パラパラとぺーじを捲りたくなるが、出てくる本がどれもこれも懐かしい幼馴染みの様でつい立ち止まって話し込みたくなるし、(物語の紹介というより著者や制作の背景などが主。)初版本の装丁にも見惚れてしまう。そういえば、TVアニメなどで観ただけの作品も多い事に今更気いた。今原作を読むと、どんな思いが生まれるのだろう。
2021/12/06
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