浪曲は蘇る:玉川福太郎と伝統話芸の栄枯盛衰
浪曲は蘇る:玉川福太郎と伝統話芸の栄枯盛衰 / 感想・レビュー
GO-FEET
書評家・杉江松恋が芸能通だとは知らなんだ。本人曰く〈にわかの浪曲ファン〉とのことであるが、個人的には戦後の浪曲界の一端を知ることができただけでも嬉しい限り。浪曲愛の詰まった良書!
2022/02/14
てまり
浪曲について知ってる前提の本なのかな。とにかく読みづらい。臨終の場面から始まるのだが、どんな人となり、芸風なのか、年齢すら全くわからないままに大量の人物が出てきて乗れない。最初あたりの章の弟子のエピソード、モラトリアム状態から浪曲師の道へってやつなのだが、言っちゃ悪いが薄味で特に感慨が湧かない。インタビューで聞いたことだけじゃなく背景のエモさも足してほしかった。
2022/02/26
to-monica
玉川太福先生の「地べたの2人」をきいて、浪曲にも創作があると知り古典芸能(落語と講談と浪曲)に少しはまったにわか(ファンと呼ぶにはおこがましい程度)の自分には、あとがきで自らを「にわか浪曲ファン」と表す著者のスタンスはちょうど良く、わかりやすかったです。いろんな前歴の方が浪曲師になられているのも面白く。すごい人がたくさんいるし、世間は広く、知らないことがたくさんあるなあと思うなど。木馬亭にも行かなければ。
2022/05/19
感想・レビューをもっと見る