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ユング心理学入門

ユング心理学入門

ユング心理学入門

作家
河合隼雄
出版社
培風館
発売日
1967-10-01
ISBN
9784563055110
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ユング心理学入門 / 感想・レビュー

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せ~や

非常に読みやすい!初めの無意識などはフロイトの考えと似ていて、象徴や神話的な所は宗教じみていてよくわからない感じ。それでも夢分析や影、アニマ・アニムス、そしてなんといっても自己実現の章は、わかりにくい抽象的な事柄を丁寧に文章化されていて、読んでる内に思い当たる人が浮かんだりして、納得出来ることもたくさん。自己を全体的に捉えて、陰陽どちらも受け止めながら、どう向き合っていくか。影は、個人の生きたくても生きられなかった半面で、子どもが生きる場合もあるらしい。自分の影に、どのように向き合っていくか?☆4

2020/03/30

兵士O

僕の心のアストラル体には二人の対になる女神が存在します。一人はアリ・ホワイトと言い、僕の心の外向、思考、ペルソナを司ります。もう一人がアリ・ブラックと言い、内向、感情、アニマを司ります。二人は僕の中でかんかんがくがく議論し合っていますが、いつもホワイトの方が議論で言い負かし、マウントをとってブラックを泣かせるという図式になっています。どちらも僕の分身ですが、理論武装していて偉そうなホワイトよりも、本音を言ってくれ、表情が豊かなブラックの方がボクは好きです。今回もホワイトが作ったカレーにブラックがケチを――

2024/01/21

Y2K☮

影、アニマ、ペルソナ。自我と自己の違い。コンプレックス(劣等感のみならず優越感も)を克服するには外部の何かに投影することで存在を認知し、対決する。長年劣等感を抱いていたがゆえに未読だった某作家の本を昨日書店で初めて開いた。拍子抜けして閉じた。あれはあれでいい。抑圧と反動はセット。人はそこまで強くない。自己実現の素晴らしさと危うさ。長く険しい道。でもそこを拒否して他の意味の苦しさを味わうよりは、子どもみたいに没頭できる自己実現を楽しみたい。外と内のバランスアップデート。個を軽視する謎の連帯に流されぬように。

2020/06/28

Gotoran

ユング心理学の基礎を体系的に学ぶことができた、河合先生の豊富な知見とわかり易い解説で。人間の類型、コンプレックス、意識と無意識の相補性、心象と象徴、夢分析、エゴとセルフ、東洋と西洋他、興味深く読ませて頂いた。付録(ユング派分析の体験)にも著者の人柄が出ている。まだ、上辺だけの理解、より深く理解するためにも、要再読。より多くの河合本を読んでゆきたい。また、ユング本にもトライしたい。

2011/04/30

あっきー

⭐3 初·河合、ユングの入門書を探していた時に帯に20万部突破のロングセラーとあり、京大文学部の講義をまとめたと書いてあったのでつられて買った、ユングの考えは心理療法が元らしいので前半はその雰囲気が強くあまり興味がない自分はてこずった、後半はアニマとアニムス、自我と自己、太母グレートマザーの西洋と東洋の違いなど少し読み物的になり段々面白くなってきた、これまでユングなど精神分析は読まず嫌いだったが再読したり広く勉強すれば二重人格小説などの解読にも役立ちそうだ

2021/01/05

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