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ある小馬裁判の記 (評論社の児童図書館・文学の部屋)

ある小馬裁判の記 (評論社の児童図書館・文学の部屋)

ある小馬裁判の記 (評論社の児童図書館・文学の部屋)

作家
ジェイムズ・オールドリッジ
中村妙子
出版社
評論社
発売日
1976-09-30
ISBN
9784566011458
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ある小馬裁判の記 (評論社の児童図書館・文学の部屋) / 感想・レビュー

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ぶんこ

1/3位までは物語に入り込めなかったのですが、後は時間を忘れて一気読みでした。 1頭の仔馬がタフでありポーである。 どちらかである事を証明する事は出来ない。 状況証拠の脆さを痛感しました。 今では当たり前のこの事が、1930年代では持てる者と持たざる者とで、世間の評価は変わってしまいかねなかったようです。 暴れ馬を手なづけ、愛したスコットとジョジー。裁判では負けましたが、ジョジーと父のエリソンの態度は立派でした。 その姿に感動しました。

2015/09/23

むつぞー

先日読んだ『花野に眠る』に登場した本です。 『花野に眠る』の中では離婚する両親の間で迷う少年が読むので、一頭のポニーを巡る裁判の話は考える物が多かったのではないかと思いますね。 物語にあった本のチョイスだと思います。 貧しい少年と豊かな少女のそれぞれの心の支えとなっているポニーを巡る騒動。 少年の弁護士を父親に持つ少年の視点という、ちょっと変わったところから描かれます。 読み応えはやはり裁判の部分でしょう。 ここはまさにリーガルミステリの趣があります。 児童向けとは思えない読み応えがありました。

2015/02/11

宇宙猫

「花野に眠」に出てきて結末が気になったので、最後だけ読んだ

2015/10/03

ぽけっとももんが

「花野に眠る」を読んでずっと「読みたい」に入れていた一冊。20世紀初頭のオーストラリアの小さな町で、その一頭の小馬は貧しいスコティー少年のタフなのか、裕福な車椅子の少女ジョジーのボーなのか。町を二分する裁判に発展する。終盤は大岡裁き的なもので結果オーライではあるけれども、やはり持てるものの余裕というものを感じずにはいられない。幼い頃からこんな噛みごたえのある本を読んでいたら、さぞ立派な読書顎に育つだろう。

2018/02/18

ゆまたろ

『花野に眠る』の中に出てきた本です。二人の子どもがある出来事から小馬を取り合うのですが、裁判にまで発展した事件の裁かれる視点が面白い。法を知っているとこんな風になるのね。結末はハッピーエンドでよかったです。

2015/02/24

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