はしけのアナグマ (評論社の児童図書館・文学の部屋)
はしけのアナグマ (評論社の児童図書館・文学の部屋) / 感想・レビュー
ねがい
収穫祭のくだものを持っていったことから始まる、ヘレンとプレイディさんとの交流。と同時に、父が息子をバイク事故で失った痛みを受け入れ始める様子も描く。作品集だけど、どの作品も孤独で偏屈な老人が出てきて、ちょっと切ない。
2009/07/16
けむりの猿c((•ω•))ɔ
図書館本だが手元に置きたい名作。5編から成る短編集。1作目「はしけのアナグマ」情景描写や心理描写、回想が巧みに織り込まれた優れた作品。船の上で暮らす偏屈なおばあさんとの心の交流。事故で最愛の息子を失った父親が少しづつ立ち直ってゆく姿が描かれている。訳された本が少なく日本ではあまり知られていない作家だが、サマセット・モーム賞等、英米で受賞歴多数。成程面白いはずだ♪この作品、宮崎駿は好きだろうなぁ…知ってれば!(笑)ちょうど今の季節にピッタリの心温まる作品。約70ページ。他4編の感想はコメント欄に書きます。
2020/10/11
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