ことっとスタート (ロアルド・ダールコレクション 18)
ことっとスタート (ロアルド・ダールコレクション 18) / 感想・レビュー
ヴェルナーの日記
同シリーズの18巻。かなりシャイないい歳をしたおじさんが階下の未亡人に恋をした。しかし未亡人は、こよなくペットのカメ(陸カメ)を可愛がっている(おじさんが嫉妬するくらいに)。そこでおじさんは、頭をひねって良いアイデアを思いつく。何とカメを大きくする呪文(もちろんデタラメなインチキである)を編み出し、それを餌にして未亡人の心をゲットしようとする―― 果たして恋の成就はなされるか?! デタラメないかさま呪文は、まさに逆さまに読むとちゃんとした文章になっている。
2017/05/23
ヒラP@ehon.gohon
ロアルド・ダールの作品は原作に言葉遊びが入っているので、翻訳者泣かせであったり、翻訳者冥利であったりする作品が多いように思います。 この「ことっとスタート」は「恋のまじない、ヨメサンカ」と同じ原作の翻訳ですが、キーとなる部分に回文を使っているので、印象がかなり変わってきます。 それぞれに味わいがあるので、読み比べをお薦めしたいと思います。 ホッピー氏とシルバー婦人のトンデモラブロマンスは、ホッピー氏の計算ずくのアプローチで、無事成就しました。
2017/09/17
ブラックジャケット
異色作家と呼ばれるロアルド・ダールの児童文学シリーズの一巻。クエンティン・ブレイクのイラストとともに心温まる短編小説となっている。小心なホッピーさんは階下に住むシルバー夫人に恋をした。しかしシルバーさんの興味はペットの亀のアルフィー君。そこでホッピーさん恋の大作戦が始まる。この作品は、ダスティン・ホフマンとジュディ・デンチのコンビで映画化となった。このボリュームだと一本の映画ではつらいので、恋敵の男性を加えている。邦題「素敵なウソの恋まじない」。ちなみに訳者の柳瀬尚紀のショートショートも掲載されている。
2018/08/08
ふろんた2.0
これは、ハッピーエンドと言っていいのか?
2014/03/14
読み人知らず
相変わらずヒデェ。さすがダールさん。やたらとくそがつくんですね。には爆笑。さすが柳瀬さんの訳。うまいです。ちゃんと初代について触れてくれるあたり、良心が見える。みんなハッピーになったよかった^^
2010/01/25
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