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大地の子エイラ―始原への旅だち 第1部 (上)

大地の子エイラ―始原への旅だち 第1部 (上)

大地の子エイラ―始原への旅だち 第1部 (上)

作家
ジーン・アウル
Jean M. Auel
中村妙子
出版社
評論社
発売日
1983-01-01
ISBN
9784566021129
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大地の子エイラ―始原への旅だち 第1部 (上) / 感想・レビュー

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文庫フリーク@灯れ松明の火

私たちが「原始人」と呼ぶネアンデルタール人は、すでに宗教的思想を持ち、死者に花を供えたという。時は紀元前3万年頃、舞台は黒海に突き出たクリミア半島山腹の洞窟と周辺の草原。天災から独り生き残った新人類たるクロマニョン人のエイラ5歳。行き倒れ、瀕死のエイラを救ったのは、同じ天災で住居たる洞穴を失い、新たな住居を求め旅する旧人類ネアンデルタール人の一族。一族のまじない女・薬師イザと大モウグル(氏族中最も力有るまじない師)クレブの庇護の下、一族の掟や慣習・身振り、手真似による会話を学び成長するエイラ。その身体→

2014/09/19

neimu

シリーズを最後まで読み通したいと思ったが、第4部辺りから随分雰囲気が変わってしんどくなってしまった。そして、訳者も変わり一層その傾向が強くなってしまった。ただし、この時代にヒロインを設定し、ジェンダー問題を絡め描き切ろうとした筆力には感服した覚えがある。思春期を終えていたが強い感銘を受けた。単なる女性の成長物語ではない反面、ヒロイン成長後は尺の長いハーレクインロマンスのような気もして、スーパーウーマンぶりについていけなかったのかも。現実の自分と対比したせいもあり。ただ、1部から3部は児童文学らしい雰囲気。

punyupunyu

翻訳文になじむのに少し苦労しましたが、グイグイと物語に引き込まれていきます。舞台は旧人類と新人類が地球上に同居した昔。旧人類の神秘的な世界観の中で新人類エイラの合理性が際立ってきます。どうやら先が長いシリーズものらしい。楽しみに読み進めてゆこう。それにしても先祖代々の記憶を脳内に宿しているという旧人類の設定は斬新です。

2014/10/24

shou

クロマニョン人とネアンデルタール人が同時代に生きていた頃の物語。ネアンデルタール人のグループに拾われたクロマニョン人の少女が、声帯や骨格の構造から、感情表現や記憶方法さえも異なる彼らの中でどう生きていくのか、大変引き込まれる。

2013/08/24

佐藤一臣

人物の描写が甘くて、イメージ出来ず人物の区別ができない。ストーリー自体は面白いし、人物が考えている内容はわかるのだが、動きが単純だったり描写が詳細に描かれていなかったり。字面を追うだけで映像が脳内に浮かばないときがしばしばだった。エイラが違う人種であり、伝統や呪術に疑念を抱くところが肝で今後部族との確執やら新しい発明やらが出てくるのが予想されるが、中下は読まないかもしれない。翻訳本でもあり、縄文人ではなくネアンデルタール人やクロマニョン人だと興味が自ずと半減するんだよねー

2021/08/09

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