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魂食らい (クロニクル千古の闇 3)

魂食らい (クロニクル千古の闇 3)

魂食らい (クロニクル千古の闇 3)

作家
ミシェル・ペイヴァー
Michelle Paver
さくま ゆみこ
酒井駒子
出版社
評論社
発売日
2007-04-01
ISBN
9784566024137
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魂食らい (クロニクル千古の闇 3) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

これまでは各巻で一応は完結に近い形をとっていたが、この巻では大きな含みを残したままで終わる。そして、それは当然ながら不吉な予兆である。魔導士も一気に姿を現し、風雲急を告げるかのようであるが、まだ3巻を残すのであり、このあたりから、より長編化の様相を呈してくるのだろうか。物語の舞台も第1巻では中原世界、第2巻では西の海、そしてこの第3巻では北の氷の世界であった。さすれば、次巻は東の深い森か南の砂漠地帯?私たち読者はこの世界に十分に馴染んできた。作者にとってはここからが正念場だろう。

2022/11/26

absinthe

さらわれたウルフを探すトラクの旅。トラクがとうとう闇堕ちか?禁断の秘術のダークサイドに近づいてゆく。森と海を舞台にした前2巻に続いて今回はシロクマも現れる極北で、壮大な追跡劇と秘密の魔術。捕まったウルフを取り戻すために禁断の秘儀を使う<魂喰らい>たちに近づいてゆく。悪霊たちは世に放たれるのか。前半はウルフが拘束されて普段の活発さが無いうえ、登場人物は極わずかで寂しい展開だったが、後半はそれを取り返すように密度が上がった。

2021/01/21

Rin

【図書館】とにかくウルフに降りかかった困難な状況が、辛くて苦しくて仕方なかった。同時に魂喰らいの恐ろしさや残酷さがこれでもか、というほど伝わってくる。そんな魂喰らいに立ち向かうトラクとレン。途中何度も感情が爆発したり、弱気になるけれど彼らの年齢を思えば当然で。それでもウルフや相手を思って勇気を振り絞る彼らは本当に強い。彼らが年相応に戯れる時間がどれほど暖かで大切か、ウルフとの種族を超えた絆や信頼関係も再確認できた。でも、まだまだ不穏な空気が漂っているけど、最後にウルフについて知れて嬉しかったです。

2017/10/22

榊原 香織

シリーズ3 6000年前の北欧。さらに北へ。イヌイットみたいな人種も出てくるのでほとんど極地。 空の”最初の木”て何かと思ったら、オーロラ。 少年少女とオオカミの冒険は定番の面白さ

2023/11/06

Rosemary*

「クロニクル 千古の闇」シリーズ第3弾。今回は父の敵である魂食らいたちに、弟分のウルフが連れ去られてしまいます。トラクとレンは連れ戻す旅に出ますが、その先は極北の氷の世界です。ハラハラドキドキの展開に一気にヒートアップ!登場人物にも厚みが出てきて面白くなってきました。危機に面した時の冷静さではレンの方が上手かなぁ。些細な気持ちのすれ違いや又々ウルフ目線の言葉など楽しさも倍増。最後にトラクに降りかかる試練などますます目が離せません。

2014/11/18

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