バカミスの世界: 史上空前のミステリガイド
バカミスの世界: 史上空前のミステリガイド / 感想・レビュー
ばりぼー
バカミスという言葉は、この小山正さんが使って一般化したそうです。そもそもミステリーの元祖である、エドガー・アラン・ポーの「モルグ街の殺人」からしてバカミスです。バカという刺激の強い言葉に過剰反応して、嫌悪感を示す方もいらっしゃるようですが、クリスティーも、カーも、とことんリアリティを無視したバカミスを書いているのですから、ここは寛大に受け止めて欲しいものです。日本国内では、霞流一さんが孤軍奮闘という感じですが、当てはまる方はもっといるはず…。バカミス論もブックガイドも、最大級の賛辞を込めてナイスです。
2013/10/08
Tetchy
以前から『このミス』誌上、または『この文庫がすごい!』誌上で語られてきたバカミスを系統立てて一冊の本に纏めたのが本書。ミステリの歴史上から俯瞰してバカミスを語っている。そのせいか広範に渡りすぎてディープに語る一歩手前で終わっている。まあ、恐らくはこのメンバーでディープに語るとマニアック過ぎて読者がついてこられなくなるのだろうが。
2009/05/13
光雲
バカミスなんて名称でも面白ければそれでいいと思ってるので、バカミスベスト100、大いに参考に読ませてもらいました。(正直収録されている小説はどれも好きではなかったけど)やっぱり意外すぎるラスト、やどんでん返しという文言に弱い自分‥「失踪」や「脱獄と誘拐と」など読みたい本が15冊ほどまた増えました。
2022/09/23
アルクシ・ガイ
バカミスの定義はいまいちわからなかったが、直感的には私向きだと思った。
2015/03/08
allite510@Lamb & Wool
「彗星に衝突しそうだから地球にロケット付けて避けちゃえ」みたいな真性バカSFが好きなもので、密室とか誰が殺したとか細かい問題(失礼)は避けてました。まあ今後、少しは読んでみてもいいかな。
2014/09/18
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