組織の盛衰: 何が企業の命運を決めるのか
組織の盛衰: 何が企業の命運を決めるのか / 感想・レビュー
りんだりん
1990年代の本だが組織論の根本部分が変わるわけではなく今でも新鮮に読める。機能体としての組織が大きく強くなる過程で共同体化し、機能体として持っていた本来の目的ではなく共同体としての目的を持ち始める。その組織が残ることや更に大きくなること自体が目的化する危険性だ。大企業と呼ばれる企業で組織や人員計画にも携わってきた身としては、ゼロイチではないような気がしている。徹底的に機能体である組織にはそこに属する人と人のつながりが弱く結果組織としても弱いのではないか。実際はこのバランスが大事であるように思う。★4
2022/07/04
RASCAL
久々の再読。初めて読んだときは目からうろこだったが、今読んでみると当たり前のことばかり。いかに社会や会社の在り方が進化しているか、改めて実感。でも、これ、20年も前の本なんですね。PCもケータイもインターネットもまだあまり普及していない、コンプライアンスという言葉もまだなかったころの本。当たり前に感じるということは当たっていたということ。最後の「企業として最も大切なものは経営理念」という件もあり、堺屋太一さんの先見性に改めて脱帽。
2013/10/12
hiyu
タイトルの通り組織論である。随分前のはずなのに全く色あせていない。特に豊臣家等を事例に上げた説明や試験制度の弊害は素直に首肯できる。
2022/10/20
BJONES
歴史上のリーダーの行動と照らし合わせてるのが興味深かった。読むべし!
2013/09/08
ヒロチ
又読み返してしまった。何度読んでも経営と人間の活動をアカデミックに分析した内容には感嘆させられる
2012/04/22
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