風の陣 立志篇
風の陣 立志篇 / 感想・レビュー
Nak34
とうとう読み始めました。このシリーズが終わると蝦夷四部作が終了します。じっくり、行きます。が、いきなり、電車を乗り過ごしそうになりました。なかなかやりよります。策士、策に溺れる感もありますが、ズドーンと入り込みます。さあ、彼ら5人の行く末は如何に。また、アテルイにどう結び付くのか楽しみです。さあ、かかってこい。
2012/11/30
コリディ
8点。高橋克彦さんの東北シリーズ、再読だと思う。登場人物の名前にかすかに記憶があるが、内容は全く憶えていない、だから楽しめる。あと4冊もある。ウキウキ。史上では伊治呰麻呂(これはるのあざまろ)の乱、阿弖流為・坂上田村麻呂より前の時代。
2022/02/07
読書国の仮住まい
シリーズ一冊目。 時代は八世紀中頃、天平年間から天平勝宝年間。 陸奥で黄金が産出された。 これを献上するため陸奥守が京へと向かう。 それに蝦夷の丸子嶋足が従者となって付き従う。 平城京で順調に出世した彼は、やがて橘奈良麻呂の乱に巻き込まれていく。 同じ蝦夷の物部天鈴や伊治鮮麻呂などが助力。 ややヘタレ感のある嶋足だが天鈴が発破をかける役割。 各章のタイトルが全て風に由来するものが付けられている。 『春疾風』『熱風』『追い風』『光る風』『風と水』『破風』『青嵐』『颶風』『風雲急』『太刀風』『風間』『風待ち』
2021/12/29
TheWho
高橋克彦の東北物を読み初め、最後がこの「風の陣」になった。 本著は、東北ではなく、天平年間の平城京が舞台で「橘奈良麻呂の乱」を中心に蝦夷の牡鹿嶋足の目線で話が展開する。正直奈良時代については、教科書程度の知識しか無く、新鮮でもあった。今後どのようにして嶋足が階位を昇っていくのか、また歴史に関わりを持つのか展開が楽しみです。
2012/10/31
てり
時代が前後してしまったが、「炎怨」「炎立つ」に続いての東北もの。橘奈良麻呂の乱まで。わくわくする導入で楽しみ。「大望篇」へ続く。
2021/05/25
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