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日本を創った12人 前編 (PHP新書 5)

日本を創った12人 前編 (PHP新書 5)

日本を創った12人 前編 (PHP新書 5)

作家
堺屋太一
出版社
PHP研究所
発売日
1996-10-01
ISBN
9784569553412
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日本を創った12人 前編 (PHP新書 5) / 感想・レビュー

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佐島楓

聖徳太子は実在していた前提で語られ、光源氏は「日本的上品」なるもののルーツとして論ぜられている。下巻へ。

2016/04/28

kawa

これは良書だ。政治と経済が解る著者が日本を創ったと称する歴史の偉人を取り上げる。歴史のプロから見れば我田引水と評価される部分もあるかもですが、歴史好き一般人には、ここが今のここに繋がるのだという極めて納得感高い話題が多数。曰く、聖徳太子-日本人の宗教観を決定付けた、光源氏-日本における「上品」の概念=「指導力を発揮せず何もしないこと」を形成せしめた、源頼朝-実権は下(官僚武家社会)にあるという社会を構築した、織田信長-初めての兵農分離、楽市楽座、世界史上初の絶対王政へのアプローチ等々。

2019/05/15

こぽぞう☆

前編は、聖徳太子、光源氏、源頼朝、織田信長、石田三成、徳川家康。光源氏に道長ではなく!)、三成あたりがミソかな。日本人は光源氏を理想の政治家とするために、現実に政策を実行しようとする政治家を下品と思うらしい。安倍首相が良いか悪いか別にして、一部であれほど嫌われるのは、そのせいもあるか?

2019/08/15

Yuma Usui

聖徳太子の習合思想による「ええとこどり」や、光源氏による「上品」、源頼朝による「権威と権力の分割」など、日本人の価値観や政治経済に大きな影響を与えた人物について説明した一冊。本書は前編のため奈良から徳川時代まで。合点のいく説明が多く興味深い内容だった。出来事をベースにした歴史だけでなく、後の世への影響力をベースにした歴史という考えを思うと、歴史上の人物がより身近になり面白いと感じた。

2018/03/25

Kaz

いいですねぇ。現状を過去から紐解き未来に生かす。歴史を学ぶにはこうでなくっちゃ。まっ、未来に生かすという視点は、あまりなかったのですが・・・。頼朝、信長ときて、普通は秀吉、家康とくるところを、三成、家康と少しイレギュラーさせるあたりは、感服です。後編も楽しみです。誰が取り上げられるかは、あえて見ていません。誰が出てくるのかどきどきです。

2011/11/07

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