8万文字の絵: 表現することについて (PHP新書 34)
8万文字の絵: 表現することについて (PHP新書 34) / 感想・レビュー
Naota_t
#2048/★3.0/現代アーティスト・日比野克彦氏が約200ページ(約8万文字)を使い、エッセイ的に書いた内容。取り止めもない内容が多いが、アーティストの普段の思考が垣間見えることは面白い。▶︎「均質や均一によって効率を追求することが文明の本質であり、その根底にはズレているものは欠陥品や不良品であるという発想がある」「人間がコミュニケーションをとることは互いのズレの確認作業なのである」「時間をかければ納得のいく作品が完成するのではない。体外時間は短くても、体内時間が濃く、長くなっているかどうかである」
2024/01/06
拓陽(いっぽまえへ)
日比野克彦さんが39歳の頃の本なので、文体が若いというか自由奔放というか、闊達な感じが良かった。芸術家らしくモノの見方がフツーの人と時空軸が違っていて、そこが新鮮で、見たことのない世界を見せられた感じがする。たまにアーティストの本を読むのもいい。
2014/04/19
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