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信長と秀吉と家康 (PHP文芸文庫)

信長と秀吉と家康 (PHP文芸文庫)

信長と秀吉と家康 (PHP文芸文庫)

作家
池波正太郎
出版社
PHP研究所
発売日
1992-08-03
ISBN
9784569564883
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信長と秀吉と家康 (PHP文芸文庫) / 感想・レビュー

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キジネコ

歴史に限らず事実を知ることは難しい。痕跡を辿り、推量し空想し、茫漠たる時間の果てしない荒れ野を彷徨う事は私達に渡された特権だろうか?一つ確かな事は、生き延びた末孫の血脈を遡れば、彼らと同じ「今」を体験した祖先がいる。見聞きした何かの刻印、留保された「血」の震える細やかな音に耳を澄ませ、時空に佇み「その時」を体験してみたい。今川を見つめる信長の雑念を、利休に死を与える秀吉の怯えを、時を耐え忍ぶ家康の乾坤一擲の瞬間を。贄となった族人たちを。累々延々たる死者の塚の列を。正義の在り処を問うても正鵠は遥かに遠い。

2023/04/30

saga

著者の歴史描写はさすがだ。戦国を戦い抜き、天下を統一した三人の武将について、それぞれ長編にもなるところを一冊にまとめた手腕が素晴らしい。歴史に「たられば」はないものの、織田信長が本能寺で命を落とさなかったら、今の日本は別の発展を遂げていたのではないか。

2013/10/18

佐島楓

題名の通り、戦国時代で最もダイナミックな三人を、池波氏らしい筆致で活写したもの。ひとつの流れに沿って物語が紡がれるため、ストレスなく読める。特に家康の粘り強さには畏れ入るばかりだ。年少の読者向きに書かれたものだというが、年齢問わず楽しめるはず。

2014/05/10

黒頭巾ちゃん

戦国時代を知りたい人への入門編です(^^)求めていたイメージの内容で、欲しい知識などや気付きもえました(^^)ここから詳しく読みたい本が見つかると思います。「人」か「合戦」か「作家」か…。三人とも最期が人生を象徴していました。秀吉が好きになりましたね!ただ、「歳をとると周りの意見が入らず人心離れが起きる」ことがあげられており、諌めになりました。

2013/10/16

masayasu

タイトルの通り信長と秀吉と家康についての要点をまとめたダイジェストバージョン。 なるほど解説には年少の読者むけに書かれているとの事である。 とはいえ私の様な歴史の知識が浅いものにとってはありがたい1冊。人が死ぬ戦国の世の違いはあれど当時も今の政治や会社組織に通じるものを感じました。武力だけでなく政治力が如何に必要かを痛感。中学生レベルの感想で失礼しました。(★4)【T】

2018/01/16

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