逆境がプラスに変わる考え方 (PHP文庫 サ 6-10)
逆境がプラスに変わる考え方 (PHP文庫 サ 6-10) / 感想・レビュー
SOHSA
人生は平坦ではない。むしろ上り下りばかりだ。個人的にちょっとマイナスに落ち込むようなことがあり、そこから抜け出したい一心から、古書店でみかけた本書を手にとった。著者は歌人斉藤茂吉の息子で、作家であり精神科医である。人生に必ず訪れるマイナスの出来事、期間をどのようにして乗り越えていけばいいのかが優しく述べられている。様々な角度からのアドバイスは、かなり多くの部分で胸に染みた。本書を読んでふと思い出したことがあった。若い頃、自分自身が口にしていた言葉「悲観的に考えても楽観的に考えても事態は変わらない。→
2013/09/28
KAKAPO
過去を忘れ拘泥しないことが人間を前向きにさせに活力を与える。「うつ」の特徴のひとつに過去への後悔が非常に強いということがあげられる。取り返しのつかないことにこだわることは、一番病的なことかもしれない。 サラリーマンが定年を迎えて、最もおちいりがちなことは、積極性がなくなってしまうということである。老人がうつ状態になりやすいのは、不安感、恐怖感から前途を悲観することが多いからだ。老いてもさらに学ぼうとする姿勢があれば、その死もりっぱなものになる。積極的な「老い」を生きてみたい。
2006/12/03
モモ
うつになりやすいマイナス時間、そういう時にどうすればいいのかが分かりやすく書いてあります。主に「趣味を持つこと」「休みをとること」「マイナスをユーモアに変えること」「睡眠」が大切だそう。また、心に悩みがあるときは、空白の時間を作らない方が良いそうで、自分の規律など未来の予定を組むと良いそうです。斎藤家に関することや森鴎外、夏目漱石の逆境などについて貴重なことも知れました。 これからのマイナス時間の過ごした方について勉強になりました。
2020/03/31
Hiroki Nakamura
いろいろな考え方ありだなと感じました。少しほっとした一面もあったかな?
2011/08/25
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