死の向こうへ
死の向こうへ / 感想・レビュー
保山ひャン
横尾忠則現代美術館で「レクイエム 猫と肖像と一人の画家」を見て、横尾忠則さんの死生観を読みたくなった。第1部 ぼくの「死」の物語 Ⅰ 子供心に感じた「死」 Ⅱ 三島由紀夫と死の影 第2部 死について考えたこと。横尾さんは死後の世界を信じているが、スピリチュアルずぶずぶの発言をして道徳オバケになるわけでもなく、きわめてバランスのとれた発想で自然に語っていて、好感が持てた。「まえがき」で「最近とみにぼくの周辺の親しい人たちが次々と他界されるのを見ていると」の一文を読み、25年以上前と今が全く一緒に思えた。
2024/10/10
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