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弱者とはだれか (PHP新書 83)

弱者とはだれか (PHP新書 83)

弱者とはだれか (PHP新書 83)

作家
小浜逸郎
出版社
PHP研究所
発売日
1999-08-04
ISBN
9784569607269
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弱者とはだれか (PHP新書 83) / 感想・レビュー

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いつでも母さん

読友さんから『宿題』をもらったようで・・丁度大リーグでダルビッシュ(アジア人)に対する差別的な言動云々があったが、ダルの対応が大人だったとの事。この本は難しい。読むほどに私には難しい。属性はオール人間・人類で『皆が気にしなくなること!』これに尽きると思うのだ。『弱者』と言われる者が拳を振り上げたり、差別者になったりもする。その時々で『弱者』は変わるようだ。マスコミや新聞の言う『世間』に取り込まれないように、過剰に反応しないようにとは思う。人が二人いたら差別は生まれるが哀しいかな人は一人では生きていない。

2017/10/30

GAKU

障害者、部落差別、マスコミ表現規制などのマイノリティの問題について、「差別をなくそう」、「弱者には優しく」といった世間一般的スローガン。勿論正しいけれど、私としては心のどこかにちょっとひっかかる点、モヤモヤっとする点があった。それが何だったのか、この著書は明確に語ってくれていた。そう、そう、私がおぼろげ乍ら感じていたのはこういう事だったのです。現在の社会において本当の「弱者」とは誰なのか?世間の過剰な気遣いと保護により、「弱者」が「強者」へと逆転していないか?⇒

2017/09/09

佐島楓

「差別とはどこからくるのか」についての考察。単なるきれいごとにしないという姿勢自体には共感できるが、表現や対象の問題で少し嫌悪感を抱いてしまった。この感情の正体も考察するべきなのだろう。

2016/04/12

テツ

「弱者には全力をあげて優しく親切にしなければならない」という呪いが蔓延して(それが悪いこととは言わないが)「弱者とは誰なのか。何をもってして弱者と定義するのか」という問いをもつことすら禁忌とされているような現代社会。ある属性をもつ方(方々)が差別されていると表明してしまえば、もう批判することすら許されなくなる。弱者を批判することは許されないという呪いが世界を縛りつける。どんなことにでも思考を放棄して従ってしまうのはいけない。「何故?」といつまでも問い続ける姿勢を忘れてはならない。

2019/04/16

きょちょ

作者の説の大半を肯定する私は、少数派なのだろうか・・・。 今まで言われていた「弱者」は、もはや「強者」だろう。 放送禁止用語、差別用語として、「八百屋」「肉屋」「じじい」「ばばあ」があるのはびっくり。「ひな祭り」「鯉のぼり」「福笑い」「スイカ割り」までくると、これらを差別用語と糾弾するのは異常としか言いようがない。 ただ、戦後教育=平等教育というのは納得しがたい。 平等教育は割と最近の考え方だ。 もちろん、誰でも一等賞のような平等教育を、私は肯定しない。 ★★★★

2018/05/01

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