学校が教えてくれたこと
学校が教えてくれたこと / 感想・レビュー
へくとぱすかる
発行から18年。教育をめぐる問題は、いっこうに良くなったとは言いがたいものがあります。日本も世界も急激に変化していき、子どもが幸せを感じられる機会が、どんどん減っているような気もします。奥が深いけれど、これはやさしい本ですから、今こそ山田監督が映画作りを通じて感じたメッセージを読み返し、少しでも、何かの役に立てたいものです。何より心が洗われます。
2018/04/22
Cinejazz
N図書館除籍本
2017/08/02
大泉宗一郎
またもや、教師の方ならゼッタイ読むべき本だと思えたエッセイ。今の学校が抱える問題や、学校自体の問題など、現代の教育制度に対する批判をはじめとして、生徒が持つ純粋な心に心を動かされる教師たちや、繊細な目を持つ教師に絶大な信頼を寄せる生徒のエピソードなど、大好きな映画の撮影に携わった先生たちの鋭い洞察力や、心の柔らかさも伺える。そして、これは個人の意見ですが、人の心と心の間の温かさが、どうしても灰谷健次郎や相田みつをと同じ温度を持っている気がしてなりません。万人がいても、行きつく真理というものは一つなんだな。
2013/08/22
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