日本の盛衰: 近代百年から知価社会を展望する (PHP新書 222)
日本の盛衰: 近代百年から知価社会を展望する (PHP新書 222) / 感想・レビュー
Kiyoshi Utsugi
1980年代には日本は世界一の繁栄を誇っていたが、実はその前に既に人類の文明は規格大量生産型の工業社会から多様な知恵の時代である知価社会に方向転換をしており、日本はその方向転換に遅れたとしています。 そのあたりを解説し、それでは今(この本の書かれた2002年)日本は何をしなければならないのかを考えます。 この指摘によるのかは定かではないですが、確かに現在は多少先頭ランナーから遅れながらも知価社会を進んでるなぁと思いました。
2022/01/22
TYURA BOY@CULTURE
江戸時代から現代までの、思想、経済、政治に関する流れを、要するにこうだ、と鮮やかにまとめあげる。 極論過ぎるところはあるのだが、日本の近現代を理解するための軸の1つとして有益な内容だった。 16年前の本だが、日本の将来進むべき方向についても書かれており、たしかに今、かなりその方向に近づいていると思われる。また、移民労働者の問題についても触れている先見性もあった。 今なお、読む価値ありと思う。
2018/07/18
ふみすむ
「近代工業社会から『知価社会』へのパラダイム転換にある現代、我々はどう対処していくべきか、どう発展していくべきか」主に戦後の日本経済の歴史をたどりながら、現代日本経済の課題と対策が提示されていた。ただ、新書ということで気軽に読もうとして読んだのだが、高校レベルの経済学の知識では把握しきれない部分が大きかったので、数年後にまた再読を試みたく思う。
2011/06/25
みやびん
要はもはや現在の社会は予測不可能な状況になってるということ。今までのやり方だと財政は赤字が膨らみ、淘汰されてく。
2013/02/17
ばろやん
10年前の本を今読む。日本は全く変わっていない。しかし、評論家は解説するだけで何もできない。結局は気なのか。つまり変えたいという意志。流れというか。とりあえず橋下に期待する。
2012/03/29
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