なぜ私はここに「いる」のか―結婚・家族・国家の意味 (PHP新書)
なぜ私はここに「いる」のか―結婚・家族・国家の意味 (PHP新書) / 感想・レビュー
Naota_t
★3.3/事実婚、夫婦別姓などを存在論、言語論から紐解くのが興味深い。「いる」「ある」の違いを細かく推論するのも「言語論とは何か」を理解しやすかった。近親姦の禁止の理由は、遺伝子に悪影響を与えるからと私は信じていたが、著者曰く「家族関係の認知構造そのものが破壊されるから」という。また、夫婦別姓に反対する理由が、複数の子供を持った場合の不都合としている(夫婦別姓を主張する福島瑞穂氏を「じつに思想的な視野のないアホ」と言うのは大人気ないと思う)。著者が自身のことを「思想職人」とするのは、言い得て妙だと思った。
2023/02/22
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
☆×3.0…結構批判の絡む本で、穏やかな口調ながらもかなりきつめの批判をしているのが印象的でした。終盤にかかるまでは哲学哲学していますので至極読みづらい印象を受けました。そこそこ読めるのはそこからで事実婚・夫婦別姓の盲点はなるほどな、と思いました。とっつきにくいのがネックです。
2011/08/13
スノーシェルター
私が何気なく考えていることを、詳しく難しく説明してくれた。「いる」と「ある」については、面白い話だった。
2010/05/26
絵具巻
港区立三田図書館で借りました。
2013/12/01
感想・レビューをもっと見る